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W杯得点王、磐田でプレーしたスキラッチが59歳で逝去、死因は…。イタリアのメローニ首相も声明「サッカー界の象徴だった」

スキラッチ氏。(Photo by Paolo Bruno/Getty Images)

ユベントスは「チャオ、トト。私たちは恋に落ちた」とメッセージ。

 1990年のイタリア・ワールドカップ(W杯)得点王で、Jリーグのジュビロ磐田でもプレーした元イタリア代表FWサルヴァトーレ・スキラッチ氏(Salvatore Schillaci)が9月18日、パレルモの病院で亡くなった。59歳だった。

 イタリアのメディアによると、スキラッチ氏は腸のガンを患っていたという。以前から闘病生活を続けていたが、今月に入り容態が悪化したことが伝えられていた。一時は状態が改善に向かっていると言われていたが、英雄は帰らぬ人となった。

 ACRメッシーナでキャリアをスタートさせ、 1989年にユベントスFCに移籍。そこで活躍を続けるとイタリア代表に選出され、1990年の母国開催のW杯メンバーにも食い込んだ。するとロベルト・バッジョとの好連係からゴールを量産し、W杯で6ゴールを決めて得点王となった。

 そのあとインテル・ミラノでもプレーし、 1994年から97年まで磐田に在籍。78試合・56ゴールと活躍し、現役を引退した。

 近年は故郷のパレルモでサッカー教室を主宰してきた。

 この訃報に接し、ユベントスは「チャオ、トト」と題した声明を発表。「私たちはすぐさまトトに恋に落ちました」と切り出し、「1990年のあの素晴らしい夏(W杯)、イタリア中が彼の素晴らしくエネルギッシュなセレブレーションを受ける前から、私たちはあなたに魅了されてきました」として、その活躍を改めてたたえて感謝を伝えている。

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 さらに、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は「サッカーの象徴であり、イタリア国民と世界中のスポーツのファンの心に深く刻まれた彼が、私たちのもとを去りました。サルバトーレ・スキラッチ、誰もが知っているトト、イタリア90の魔法の夜のストライカー、私たちの代表チーム。私たちに夢を与え、祝福し、抱擁し、トリコロールの旗を振られた、あの感動をありがとう。良い旅を、チャンピオン」と声明を発表している。

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