【磐田】遠藤保仁が喜んだ「3人、4人と絡んだ攻撃」からのゴール。41歳司令塔が見据える“理想”とは?冷静沈着ボレーで24年連続弾!
群馬戦のあと、オンラインによる取材に応じた磐田の遠藤保仁。協力:ジュビロ磐田
群馬に1-0勝利。「今日はたまたま僕がゴールを決めましたが」
[J2 14節] 磐田 1-0 群馬/2021年5月15日/ヤマハスタジアム
ジュビロ磐田の遠藤保仁がザスパクサツ群馬戦、決勝のボレーを叩き込み、1-0の勝利に導いた。日本を代表する司令塔は今季初ゴール、これでJリーグでの24シーズン連続ゴールを達成した。磐田はリーグ戦、2引き分けを挟み3試合ぶりの白星。
「(24年連続ゴールについて)もちろん嬉しく思います。これまでもそうですし、これからも支えてくださっている方々のために、結果をどんどん残していければと思います」
遠藤はそのようにJリーグが誕生した『Jリーグの日』に決めた記念のゴールを振り返った。
50分、両サイドを生かして揺さぶり、ルキアンのポストプレーを受けた鈴木雄斗の右からのクロスを、磐田の「50番」が冷静沈着に右足で合わせるボレーで沈めてみせた。
「ルキアンのキープから鈴木の落としもよく、相手を揺さぶりながら最後シュートまで行けたので、非常にいいゴールだったと思います。一人、二人だけの関係ではなく、三人、四人と絡んだ攻撃ができました。そういった攻撃が少なかったので、今日はいい形で取れたと思います」
遠藤はそのように、たくさんのチームメイトが絡んで生まれたゴールを喜んだ。
「今日はたまたま僕がゴールを決めましたが、いろんな選手がいろんな形からゴールを決めるのが理想。今後そういった形を増やしていきたいと思います」
41歳になった磐田の司令塔は、そのようにこのゴールからの相乗効果を期待していた。
また、磐田の鈴木政一監督は次のように遠藤のプレーに頷いた。
「いいタイミングでボールを“助ける”動きをして、そこからテンポを変えたり、局面を打開できたり、突破やフィードを織り交ぜたなか、全体をコントロールしてくれました。遠藤以外の選手でもスタイルが異なっても同じような形でできるように、底上げをしていきたいです」
4試合負けなし。しかも無失点で切り抜けた。磐田がさらに勢いに乗っていく。そんな期待を抱かせる価値ある1勝となった。
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[文:サカノワ編集グループ]