「一つの時代が終わった」オーストラリア代表のアーノルド監督が辞任、後任は…。来月埼スタで日本代表と対戦へ
前回カタールW杯最終予選、2021年10月に埼スタで開催された日本代表-オーストラリア代表戦。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
東京オリンピックのU-24代表も率いる。
オーストラリアサッカー連盟は9月20日、オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督(Graham Arnold)の辞任を容認し、退任することが決まったと発表した。豪州代表は2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表(SAMURAI BLUE)と同じCグループだが、1分1敗とスタートダッシュに失敗した。
オーストラリアは9月シリーズ、バーレーン代表に0-2で敗れ、さらにインドネシア代表とはスコアレスドロー。10月には10日にホームで中国代表、15日に埼玉スタジアムで日本代表との大一番が控えるなか、同サッカー連盟は一つ大きな決断を下した。同連盟のジェームス・ジョンソンCEOは、アーノルド氏が歴代最長の在任期間を記録したこともあり、「一つの時代が終わった」と声明を発表した。
「グラハム・アーノルドの退任は、オーストラリアンフットボールにとって一つの時代の終わりを意味しています。グラハムのリーダーシップの下、私たちはオーストラリアンフットボールを世界的な舞台に押し上げる、目覚ましいマイルストーンを達成しました。グラハムの情熱と献身は、このチームとオーストラリアンフットボールに忘れがたい足跡を残しました」
後任は未定だが「来月のAFCアジア予選の重要な2試合に向けて、迅速に新監督を任命したいです」と、人選を進めるということだ。
アーノルド監督のもと、オーストリア代表は2022年のカタールW杯で同国二度目となるベスト16進出を達成。2006年から07年、そして2018年から現在と、通算で二期約9年間、オーストリア代表の指揮をとってきた。東京オリンピックでも、U-24豪州代表を率いた。
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現役時代は1997年から98年6月までサンフレッチェ広島でプレー。指導者としては、2014年にベガルタ仙台を率いた。