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【浦和】神戸戦、リンセンは「間に合わない可能性」。スコルジャ監督「シーズンの中で最も難しい試合になるかもしれない」

神戸戦に向けて取材に応じた浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA

「メディカルスタッフが全力で回復を促しています」もしも間に合わない場合は…。

[J1 32節] 神戸 – 浦和/2024年9月28日19:00/ノエビアスタジアム神戸

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が9月26日、オンラインによる取材に応じて、2日後のアウェーでのヴィッセル神戸戦に向けて抱負を語った。

 先週末は手痛いミスから2失点を喫し、FC東京にホームで敗れた(●0-2)。指揮官は選手たちに「いかなる状況でも自分たちを信じて戦うこと」と強調し伝えたという。

「立ち上がりからアイデアが見られ、試合もコントロールできて、いい流れが続いていました。最初に失点してしまったあとも、それは続いていました。しかし5分後のコーナーキックからのハンドで与えたPKによる失点は、時間帯としても重すぎました。そして最後の30分は何もできませんでした。まず、このような状況は避けなければいけませんが、もしも起きた場合であっても、まだ70分残っていたので、その時間を上手く生かさなければいけませんでした」

 対戦するのは現在リーグ3位の神戸。今節組まれる首位サンフレッチェ広島と2位・FC町田ゼルビアの直接対決が引き分けた場合、神戸は勝つと今シーズン初めて首位に立つ。

「とてもタフな試合が待っています。シーズンの中で最も難しい試合になるかもしれません。神戸にはスキルを備えたパーソナリティのある選手が揃っています。非常にいい構造(ストラクチャー)の中でプレーしています。ゲームマネジメントができる経験のある選手が揃っています。次節は町田と広島の直接対決があり、彼らは首位に立つためにも、高いモチベーションで臨んでくる試合になります。信念を持って勇気のあるプレーを見せたいです。より大きなプレッシャーを感じているのは神戸のほうです」

 ただ強豪相手にアウェーで結果を残せている。スコルジャ監督はそこには自信を持つ。

「浦和はトップ3にいるチームとのアウェーでもしっかり戦えるチーム。町田、ガンバ戦も非常に難しい試合でしたが、しかり勝点を獲得できています。神戸に対しても、それができると信じています」

 またFC東京戦で負傷交代したブライアン・リンセンの状態について問われると、指揮官は「メディカルチェックが全力で回復を促していますが、神戸戦には間に合わない可能性があります。希望を持って待ちたいです。(もしも間に合わない場合は?)解決策は二つあります。今細かいことは言えませんが、いずれも神戸戦では有効だと考えています」と語った。

 前線でアクセントを与えられる『10番』中島翔哉がキーマンになるのでは? そんな質問を受けると、スコルジャ監督は次のように答えた。

「翔哉のようなクリエイティブな選手が、ここにはいます。できるだけいい形でそういった選手の能力を生かしたいと思っています。ファイナルサードからフィニッシュまで持っていくところは、一生懸命取り組んでいます。我々がどの試合でも使う形と、神戸対策で使う形と、両方の練習を行ってきています」

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 タイトル獲得という目標が明確である神戸と、目標が曖昧になってしまった浦和――。アウェーのノエスタで今一度一つになり、インパクトを残す勝利を掴みたい。

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