【サッカー日本代表】サウジ戦、奇襲の4-3-3布陣予想。もしもの場合、藤田譲瑠チマのアンカー投入も!?
北中米W杯アジア最終予選サウジアラビア戦、日本代表の“奇襲”4-3-3布陣予想。(C)SAKANOWA
3-4-2-1でスタート濃厚、試合展開によっては。ただし一つ問題も…。
[W杯アジア最終予選 C組 第3戦]サウジアラビア – 日本/2024年10月10日27:00(11日3:00)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が10月10日27時(11日3:00)から、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選10月シリーズの第3戦、サウジアラビア代表と対戦する。FIFAランキングは日本が16位(アジア1位)、サウジアラビアが56位(同7位)。グループ内では1位と3位。
日本はW杯最終予選がスタートした9月2連戦、中国(〇7-0)、バーレーン(〇5-0)と勝利を収めた。一方、サウジはインドネシア(△1-1)と引き分け、中国(〇2-1)に退場者を出しながら辛うじて逆転勝利を収めた。日本が勝点6で1位、サウジアラビアが勝点4で2位だ。
日本は6月・9月と続けてきた3-4-2-1の布陣で挑むことが確実視される。加えてサウジアラビアも3-4-2-1か3-5-2を主体としていて、まずはマンマーク的にハメて対応してくることが予想される。
一方、森保一監督は選手たちにフレキシブルな対応も求めてきた。三笘薫、堂安律をウイングバックに配置する“攻撃的”3-4-2-1は、しかし二人が最終ラインに吸収されてしまうと、途端に効果を発揮できなくなる。
むしろ、最終ラインを4枚にして、特に三笘はできるだけ高い位置に配置し、より攻撃の回数を増やす――。もしも劣勢を招いた場合(15日のホームでのオーストラリア代表戦にも言えるが)、そんな展開も狙いたいところ。
指揮官の脳裏には、試合中の4-3-3(あるいは4-2-3-1)へのシフトもあるはず。サウジアラビアも驚き、対応に追われるはずだ。
むしろ藤田譲瑠チマの代表復帰は、そういったゴールが欲しい時、よりピッチを広く活用したい時を想定したものだろう。もちろん遠藤航、守田英正がアンカーに入っても、4-3-3モードへの切り替えはスムーズにできる。
ただ一つ問題点も。
今回、中山雄太、伊藤洋輝が不在のなか、4バックの左サイドが本職の選手が長友佑都しかいない。しかも長友はFC東京では右サイドバックでの起用も増え、出場機会も減らしている。
10月シリーズの27人は、基本的に3-4-2-1をより強化することを重視したメンバー構成になっている。
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もちろん町田浩樹や板倉滉の左サイドへの配置もオプションでは可能である。ある意味、奇襲とも言える4-3-3。この最終予選は「攻撃的」がキーワードである森保監督が、そんな大胆な一手を打つことも……あるかもしれない。