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エムバペに性加害疑惑報道、その全容は!? パーティーでスマホ全員回収、女性から「前向き」メールも不同意性交と主張か

レアル・マドリードのエムバペ。 (Photo by Gonzalo Arroyo Moreno/Getty Images)

滞在先のスウェーデンでは、厳しい「不同意性交罪」。様々な憶測が流れて本人も「フェイクニュースだ」と完全否定したが――。

 スペイン1部レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappé)がこのほど滞在したスウェーデンのホテルで、性加害疑惑による警察の捜査が行われた。エムバペとの関連性は警察から示されずにいたが、現地とフランスメディアは10月14日以降、エムバペが関係しているようだというニュアンスを次第に強めて報じている。

 スペインメディア『エル・バイス』は10月17日、スウェーデンとフランスからの情報をもとに、これまでの状況をまとめている。『ル・パリジャン』によると、同選手の側近の話として、エムバペが捜査対象になっている、と伝えているそうだ。どうやらエムバペがスウェーデンでの2泊目(2泊3日で滞在)に女性と性行為をしたが、これは同意のもとだったと報じられているという。

 エムバペと一緒だった女性は、別れたあと「前向き」なメッセージをスマホで送ってきていた。そのためこの件で被害を訴えているのは、この女性ではないのではないかと主張しているという。

 一方、スウェーデンは性行為に関して、両者が言葉などで「同意」を明確に示すことが法律で定められている。日本でこのほど制定され、昨今問題になる「不同意性行為等罪」の発端と言える厳しい法律で、暴力や脅迫がなくても性行為に及べば違法となる。

 エムバペはパリ・サンジェルマン時代の同僚であるノルディ・ムキエレに誘われ、これまで何度かストックホルムを訪問している。スウェーデンメディア『アフトンブラデット』の情報を引用し、今回エムバペらは1日目の夜、高級クラブで過ごし、広い敷地の一部を貸し切り状態にしたそうだ。

 招待された参加者の約30人は、モデルなどほとんどが女性だった。スマートフォンの使用は禁止され、袋に入れさせられて封をされ、入り口で預けるようになっていたという。

 すると『アフトンブラデット』は14日、スウェーデン科学警察が10日にバンク・ホテルで、「ストックホルム中心部」にて起きた強姦事件の捜査を行ったと報じた。さらに警察は13日、医師の診察を受けた女性からの告訴状を受理したとも伝えた。このホテルにちょうどエムバペは宿泊していたが、事件への関係性には触れていなかった。

 一方、スウェーデンメディア『エクスプレッセン』は同14日、性的暴行の告訴はエムバペに関連しているとレポートした。すると直後、エムバペ本人がSNSで「フェイクニュースだ!!」とこの件について投稿し、捜査が偶然重なっただけだと強調した。エムバペサイドは一切の落ち度はなかったと自信を持つ。結局、まだどこまでが実際に起きていた話なのか分からない状況ではある。

 そもそもエムバペにとって無関係の話なのか。あるいは、そのスウェーデンの「不同意性行等罪」を認知していたかどうかが一つ重要なポイントになってくるのか……。

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 スーパースターではあるものの、ピッチを離れれば弱冠25歳の若者である。この件は当初あまりに憶測の部分が多く、スウェーデンとフランスメディアが先走りすぎていないか……と見られた。しかし、なんだか深刻さが少しずつ漂い出している。

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