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【移籍】イニエスタ後継者…J1連覇ヴィッセル神戸のキャプテンがJ2へ。山口蛍がV・ファーレン長崎に加入決定

山口蛍。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

長崎サポーターへ「J1昇格に向けて持てる力は全て出します! みんなで目標に向かって一丸となって、必ず昇格しましょう!」。

 J1リーグのヴィッセル神戸は12月23日、MF山口蛍(Hotaru YAMAGUCHI)が V・ファーレン長崎へ完全移籍することに決まったと発表した。

 山口は1990年10月6日生まれ、三重県名張市出身の34歳。173センチ・72キロ。これまでのキャリアは、箕曲WEST S.C(錦生小)― セレッソ大阪U-15 ― C大阪U-18 ― C大阪 ― ハノーファー96 ― C大阪 ― 神戸 ― 長崎。日本代表として48試合・3得点。

 アンドレス・イニエスタ不在時と2023シーズン途中からはチームキャプテンを担当。2023年・2024年とJ1リーグ連覇を支え、今季の2冠をもたらした。一方、9月に左ヒザ外側半月板損傷と左大腿骨外顆軟骨損傷を負い、シーズン終盤に復帰したものの途中出場からだった。ラスト3試合での自身のその“感触”が今回の移籍の決め手となったか。

 山口蛍は神戸のファン・サポーターへ「ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆さん、今シーズンをもって6年間共にしたこのクラブを去ることにしました。6年間温かく見守って、サポートしてくれてありがとうございました。ヴィッセル神戸のリーグ3連覇とACL制覇を心より願っています」とコメントしている。

 また長崎のファン・サポーターに向けて、「V・ファーレン長崎の皆さん、この度ヴィッセル神戸から移籍してきました山口蛍です。J1昇格に向けて持てる力は全て出します! みんなで目標に向かって一丸となって、必ず昇格しましょう!」と決意を示している。

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 あと一歩のところでJ1昇格を逃した長崎だが、新スタジアムで初めて開幕を迎える2025シーズン、ワールドカップにも出場したボランチ山口を迎えて戦いに臨む。