【鹿島】新加入FWレオ・セアラがまず仲良くなった選手は「ユーマ」。「ピッチ内外で全く違う顔を持っている選手だと思います(笑)」
鹿島に加入したレオ・セアラが抱負を語った。写真：松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
小池龍太「タイトルを獲るためにここに来ました」
J1リーグ鹿島アントラーズの2025シーズンの新体制発表会が1月12日、高正U&Iセンターホール（鹿嶋勤労文化会館）で開催され、SOCIO会員を前に新加入選手が意気込みや決意を示した。
クラブが掲げた新シーズンの目標は「リーグ優勝」。「リーグタイトル奪還を絶対目標として掲げ、『献身・誠実・尊重』のジーコスピリットをベースに、勝つためのフットボールスタイル構築を図る。一方、鬼木達監督のもと、新しい鹿島アントラーズへ――鹿島としてのフットボールスタイルの確立を目指していく。
その中で、横浜F・マリノスから加入した小池龍太は、「練習自体にも慣れてきましたし、選手たちとも雰囲気よくやらせてもらっています」と手応えとともに抱負を語った。
「運動量のところを持ち味に、チームがボールを持っている時には正確に持ち運び、アシスト・ゴールのところは大事にしているので、特長を出して絡んでいきたいです。植田（直通）君が後ろにいるのは心強いし、思い切って前へ行けます。
タイトルを獲るためにここに来ました。もちろんそれは難しいことですが、目指す姿勢、努力の仕方は間違いなく見せていきたいです。今季のスローガン同様、一つになることが大事になります。鹿島にふさわしい選手になれるように頑張ります」
また、サガン鳥栖から加わった左利きのDFキム・テヒョンは「左利きとしてのビルドアップ能力、DFとしてのパワーも特長として出していきたいです。いい選手がたくさんいるので、みんなのいいところを少しずつ吸収して、成長していきたいです。皆さんからの背中に受ける熱い応援を力に変えて、必ずタイトルを獲得したいです」と頼もしく語った。
そしてセレッソ大阪から加入したJリーグ5年目（4クラブ目）になるレオ・セアラは、「皆さんに温かく迎え入れていただき、ロッカールームでもものすごく良い雰囲気で過ごさせてもらっています」と笑顔で語った。そして鹿島OBである元日本代表の名良橋晃氏から「仲良くなった選手は?」と問われると、来月3日で30歳になるブラジル人ストライカーは「ユーマ（鈴木優磨）」と即答した。
鈴木の印象を問われたレオ・セアラは「ロッカールームでもこちらに来てコミュニケーションをとってくれます。ピッチ内外で全く違う顔を持っている選手だと思っています（笑）」と、良い関係を構築できていると頷いた。
また鹿島との過去の対戦では、「やりづらくて、いつもイライラしていました。点を取ることが難しいチームでした。（今シーズンは）ここで皆さんと一緒にタイトルを獲ることが目標。その目標、ただ一つです」と、タイトル奪還への強い意気込みを示した。