鎌田大地が4人を翻弄するドリブルからゴールをもたらす。クリスタル・パレス、エゼ弾で1-0勝利│FA杯ストックポート戦
鎌田大地。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
左ボランチでフル出場、スルーパスから完璧な決定機も作り出す。
[FAカップ 3回戦]クリスタル・パレス 1-0 ストックポート/2024年1月12日/セルハースト・パーク
FAカップ3回戦、プレミアリーグのクリスタル・パレスFCが1-0でリーグ1(実質3部)のストックポート・カウンティFCに勝利を収めた。クリスタル・パレスのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF鎌田大地(Daichi KAMADA)はボランチでフル出場し、ドリブルによる仕掛けを起点に生まれたエベレチ・エゼの一撃が決勝点となった。
昨年末からプレミアリーグ3試合連続でベンチスタートの続く鎌田が、このカップ戦で久々に先発のチャンスを得た。3-4-2-1の左ボランチで先発すると、カテゴリー的には格下である相手に対し、高めにポジションを取りながら積極的に仕掛けて圧力をかけ、数的優位の状況を作り出していく。
すると開始早々の4分、左サイドからパスを受けた鎌田が縦にボールを持ち運ぶ。ポケットを突くドリブルで相手4人を引き寄せて、マイナスに折り返す。そのパスを受けたエゼがファーを突くシュートを収めて、ホームチームに先制点をもたらした。
鎌田はプレスバックを怠らず、攻守の切り替え役、スイッチャーとしても機能。ボールを確実に収めて、自チームにポゼッションの時間をもたらした。試合終盤には完璧なスルーパスを放ったものの、ジェフェルソン・レルマがシュートをゴール上部に外してしまった。
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クリスタル・パレスの当面の目標は現在15位であるプレミアリーグ残留を確実にすること。オリバー・グラスナー監督は今後、シャドーでのプレーが多かった鎌田のボランチ起用を増やしたい意向か――。