ザネ2発、ケイン得点ランク1位16ゴール目。バイエルンがホッフェンハイムを5-0粉砕
ザネが2ゴールと活躍!(C)Midori Ikenouchi
伊藤洋輝は練習を再開。
[ブンデスリーガ 17節]バイエルン 5-0 ホッフェンハイム/2025年1月15日/アリアンツ・アレーナ
バイエルン・ミュンヘンが時折雪やみぞれが降る寒い夜の一戦、TSG1899ホッフェンハイムとの2025年初のホームゲームで、5-0の勝利を収めてみせた。首位をキープし、バイエル・レバークーゼンとは4ポイント差。
地元サポーターの声援がいつもにも増して力強くアリアンツ・アレーナに響くなか、先制点が決まったのはキックオフから間もなくだった。6分にレロイ・ザネがトーマス・ミュラーからのパスを受けて冷静に決める。
さらに12分、ラファエル・ゲレイロがチーム2点目を追加。26分目にはVARの介入を経て、ホッフェンハイムのケヴィン・アクポグマのハンドでPKを獲得。ハリー・ケインがこのペナルティキックを決めて、前半だけで3-0として折り返した。ケインは今季PKでは7点目、通算16点目でオマル・マーモウシュに1点リードし得点ランキングトップ。前半の相手シュートはゼロだった。
こうなるとバイエルンの猛威は止まらない。後半開始早々の48分にはザネがこの日自身2得点目を奪取。66分、ケインと代わってピッチに立ったセルジュ・ニャブリが堂々とゴール決め、超満員7万5000人の観客を沸かせた。
また、この試合を前にした定例記者会見で、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は、1月9日からゼーブナー通り(バイエルン練習施設の通称)でのトレーニングに復帰した伊藤洋輝の状態について質問を受けると、しばらくの沈黙の後に慎重に言葉を選びながら答えた。
指揮官は「伊藤のケガは複雑で、彼はそれをじっくりと治療に専念をしている最中とあり、彼自身が一番苦しんでいるはずだけにプレッシャーを与えたくありません」とし、「試合に加わるには最低でも6週から8週間程度かかる模様です」とゆっくりと語った。春先のバイエルン公式戦デビューが目標に。トレーニングを少しずつ始めた伊藤が、ピッチに立つ日を心待ちにしたい。
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バイエルンはこのあと連戦が続く。今週末の1月18日はVfLヴォルフスブルクと対戦し、22日(日本時間23日)にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のアウェーゲームで上田綺世の所属するフェイエノールト・ロッテルダムと対戦する。
Photo and text by Midori Ikenouchi