【浦和】今日30歳誕生日、ホイブラーテンが掲げるテーマは”overview”「チームを俯瞰し、パフォーマンスを遂行したい」
浦和のホイブラーテン(右)と通訳の松下イゴール氏(左)。写真:佐藤亮太
自らの力で掴んだ出場権。6月のクラブW杯は「旅行に行くわけではない。1試合でも多く試合をするため、勝つしかない」。
J1リーグ浦和レッズのDFマリウス・ホイブラーテン(Marius Hoibraten)は2025年、来日から3シーズン目を迎える。ディフェンスリーダーとしてチームを支え、目標に掲げるリーグ制覇に挑む。
このオフは「家族とのんびり過ごすことができました」という。「でも寒かった。向こう(ノルウェー)を出発する時の気温はマイナス18度でしたから(笑)」
2024シーズンはリーグ36試合に出場した。そして新シーズン、センターバックとして、どんな状況でも、まず耐えて勝機を探る。1月23日に30歳の誕生日を迎えたマリウスは抱負を語る。
「チームとしての勝者のメンタリティが必要です。悪い日でも勝てる。シーズン中は必ずアップダウンがあるので、下降している時でも勝点をつかめるように。自分たちらしく、私たちにはクオリティがあるので、そこを示していきたいです」
そして自身の課題として「俯瞰」を挙げた。
「僕にとって3シーズン目、チームを助けるために責任を持ってプレーし、もう少しオーバービュー(overview)を意識したい。チームを俯瞰して状況を見定めて、自分自身のパフォーマンスを遂行していきたいです」
6月にはクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)に出場する。その出場権をもたらした2023年のAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝アル・ヒラルとのホーム・埼スタでの第2戦は、ホイブラーテンが詰めてもたらされたオウンゴールが決勝点となった。
自らの力で掴んだ世界大会への出場権。ホイブラーテンがアメリカで、新方式になるクラブW杯のステージに立つ。
「素晴らしいチャンスで、このような機会を得られるチームは本当に限られています。とはいえ、決して旅行に行くわけではありません。できるだけたくさんの試合をしたい。そのためには、1試合でも多く勝つことです」
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J1リーグ、浦和は2月15日のアウェーでのヴィッセル神戸戦で開幕を迎える。敵地での3連戦を経て、3月2日の柏レイソル戦でホーム初陣に臨む。