【富士フイルム スーパーカップ】神戸の吉田孝行監督が広島戦へ「似ているところはあるなと思っています」
神戸の吉田孝行監督 (C)2025 Asian Football Confederation (AFC)
「もちろん上手くいかない部分もあるかもしれませんが、しっかり修正していって、次のACLや開幕に向かっていきたい」
[スーパーカップ]神戸 – 広島/2025年2月8日13:35/国立競技場
Jリーグの開幕を告げる『FUJIFILM SUPER CUP 2025』ヴィッセル神戸 – サンフレッチェ広島の一戦が2月8日、国立競技場で開催される。神戸の吉田孝行監督が試合前日の7日、オンラインによる公式記者会見に臨み抱負を語った。
神戸のあらゆる歴史を選手、スタッフ、監督として経験し、そして昨季までの2年間、リーグ連覇、天皇杯との2冠へ導いた。
吉田監督は「いよいよシーズン開幕するという気持ち。サンフレッチェ広島という素晴らしいチームと対戦できるのを楽しみにしています」と意欲を示し、準備期間が約1か月と限られるなか、攻守両面の戦術的な落とし込みに時間をかけてきたという。
「チーム内での浸透はまだまだ。新たに加入した選手は試合を重ねながら良くしていければと思います。まずは昨年のベースをしっかり出せるかどうか、そこになってくると思います。そこから上積みしていければ良いかと思います」
何より国立の舞台で、一足早くサポーターの前でプレーできることに、指揮官は喜ぶを感じていた。
「Jリーグ開幕前の注目される試合、サポーターの前でできることに価値があり、勝つことで勢いづくところもあります。現状を把握する意味でも、いい機会だと思っています」
また、「スキッベ監督のことは、すごくリスペクトしています」という、対する広島について。さっそく、かなりスカウティングしているようだ。
「志向するサッカーは、ゾーンとマンツーマンにより、考え方は違いますが大枠で見ると、プレッシングでボールを奪ってゴールへアグレッシブに向かって来るところでは似ているところはあるなと思っています。今シーズンは、もともといたパワーのある戦力にジャーメイン選手、田中(聡)選手、菅(大輝)選手が加わり、2チームできるだけの素晴らしいチームができていると思っています。そのなかで、自分たちがどれだけできるか。もちろん上手くいかない部分もあるかもしれませんが、しっかり修正していって、次のACLや開幕に向かっていきたいと考えています」
また2冠を獲得して臨むシーズンだが、「そこの心境はあまり変わりません」と、あくまでも変わらずタイトル獲得に『挑む』スタンスを強調した。もちろん、大迫勇也、武藤嘉紀を中心に”勝ち方”が体に染みついているのは強みだ。
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神戸はACLエリートのノックアウトステージ進出も決めている。さらに2025-26シーズンのACLエリートの出場権も得ている。厳しい日程のなか、リーグ3連覇とクラブの悲願であるアジア制覇を目指す。