日本の女子W杯招致、いきなり断念。FIFA発表の2031・35年の開催地募集にアジアは含まれず…JFA宮本恒靖会長痛恨
ニールセン監督のもと『シービリーブスカップ』を制した日本女子代表(なでしこジャパン)。しかし日本での女子W杯開催は2039年以降に…。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
2031年はアフリカか北中米カリブ海、2035年はアフリカかヨーロッパでの開催に。
FIFA(国際サッカー連盟)は3月5日に理事会を行い、2031年・2035年のFIFA女子ワールドカップ(女子W杯)の開催地(ホスト国)の入札プロセスについて承認した。
FIFA理事会は、これまでの女子W杯の開催国と次回2027年大会がブラジルで開かれることを考慮。そのうえで2031年大会はアフリカ(CAF)、または北中米カリブ海(CONCACAF)、2035年大会は、アフリカ(CAF)とヨーロッパ(UEFA)に加盟するFIFA加盟協会から候補地を募集することを決めた。アジア(AFC)は含まれなかった。
開催地の選定については、2026年に開催される76回のFIFA総会で発表される予定だ。
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長は会長就任時、女子W杯の招致を目標に掲げていた。しかしまさか、この最初の段階で“断念”する形となってしまった。日本開催を実現したい場合、早くても2039年以降になる。
また、FIFA女子クラブワールドカップ(女子クラブW杯)の第1回大会を2028年に開催することを決めた。出場枠は、AFC、CAF、CONCACAF、CONMEBOLにそれぞれ直接出場「2枠」、プレーイン「1枠」、UEFAに直接出場「5枠」とプレーイン「1枠」、 OFCにプレーイン「1枠」が割り当てられる。
さらに2026年以降、FIFA女子チャンピオンズカップを創設することを承認した。これは女子クラブW杯が開催されない年、各連盟の大会の優勝6チームが優勝を争う。
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予選ステージで、AFC代表はOFC代表とホームゲームに臨む。勝者はCAF代表とアウェーで対戦する。これに勝つと、UEFA代表との準決勝に進む。本大会となる準決勝・3位決定戦・決勝まで争う最初のファイナルステージは2026年1月28日から2026年2月1日まで開催される。