【浦和】クラブW杯の賞金総額は『10億ドル』(約1500億円)。FIFA理事会で承認、参加32クラブに分配へ
クラブW杯トロフィーのワールドツアーで、埼スタにてお披露目されたティファニー社制のトロフィーと元ブラジル代表のジダ氏。(C)SAKANOWA
インファンティーノ会長「クラブサッカーの頂点に立つだけでなく、あらゆる大会も成し得なかったような規模に」
FIFA(国際サッカー連盟)は3月5日に理事会を行い、6月にアメリカで開催されるFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)での賞金総額を10億ドル(約1500億円)に修正して承認した。
2023年から2026年度の予算収入の目標を130億ドル(約1兆9500億円)に修正し、そのうち約90パーセントがサッカー界に再投資される。修正された予算のうち、アメリカ・クラブワールドカップでの収益20億ドル(約3000億円)が組み込まれ、そのうち10億ドルが参加クラブに分配されることになった。
ジャンニ・インファンティーノ会長は「FIFAクラブワールドカップは、クラブサッカーの頂点に立つだけでなく、あらゆる大会も成し得なかったような規模で、広くクラブに恩恵をもたらす連帯の鮮やかなデモンストレーションとなるでしょう」と語っている。
「大会で得られた収益は全て、FIFAが1ドルも受け取ることなく、参加クラブと世界中のクラブの連帯を通じて分配されます。FIFAの積立金は世界のサッカーの発展のため残されています」
「同時に、私たちは2023年から2026年のサイクルでFIFAフォワードプログラムに約23億ドルという記録的な投資を行っています。2026年までに最大51億ドルという前例のない額を利用できることを意味します」
インファンティーノ会長はそのようにも説明している。
クラブW杯では、欧州メガクラブが所属リーグやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での1試合に該当する以上の金額が支払われることを希望してきたと言われる。そうした背景もあり、今の日本ではあり得ない破格の賞金がかけられることになった。
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日本からは浦和レッズが唯一出場する。現在国内では未勝利のままである。ただ、大きなチャンスがアメリカで待っているのは間違いない。