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なでしこW杯優勝メンバー“世界一の右SB”近賀ゆかりが今季で引退。レジーナで復活を期す「広島という街で現役生活を終えられることを心から幸せに思っています」

国内リーグ300試合出場を達成し、チームメイトから祝福を受ける広島の近賀ゆかり。写真提供:WEリーグ

現在リハビリ中、5月4日の相模原戦で引退セレモニー!

 WEリーグのサンフレッチェ広島レジーナは4月8日、元なでしこジャパン(日本女子代表)のDF近賀ゆかりが今シーズン限りで現役引退すると発表した。

 2011年の女子W杯で優勝を果たしたなでしこジャパンのメンバーで、同大会では全6試合にフル出場した“世界一の右サイドバック”だ。

 近賀は1984年5月2日生まれ、神奈川県出身の40歳。 161センチ・51キロ。

 これまでのキャリアは、東汲沢小SC ― 横須賀シーガルズ ― 湘南学院高校 ― 日テレ・ベレーザ ― INAC神戸レオネッサ ― アーセナル・レディース ― INAC神戸 ― キャンベラ・ユナイテッド ― 杭州女子倶楽部 ― メルボルン・シティ ― 杭州 ― メルボルン ― オルカ鴨川FC ― メルボルン ― オルカ ― サンフレッチェ広島レジーナ。

 日本女子代表として、2008年北京オリンピック(4位)、2010年アジア大会(優勝)、2011年女子W杯(優勝)、2012年ロンドン五輪(銀メダル)2015年女子W杯(準優勝)など、 国際Aマッチ100試合・5得点。

 現在リハビリ中の近賀は次のようにコメントしている。

「今シーズンをもってサッカー選手を引退することを決断いたしました。このサンフレッチェ広島というクラブ、そして広島という街で現役生活を終えられることを心から幸せに思っています。

 サンフレッチェ広島レジーナは、リーグ戦残り6試合。勝利のために、全力で闘い少しでも上の順位を目指していきます。まだまだ足りないところのある私たちですが、皆さんの応援の力を借りることで強さを発揮できるチームへと成長してきています。いつも支えてくださっているサンフレッチェ広島ファミリーの皆さんの声援が、私たちの大きな力になっています。そして私は、ケガから必ず復活し、サンフレッチェ広島レジーナの力になれるように全力で努力を続けます。

 感謝の気持ちを直接お伝えできるようたくさんの方にご来場いただけると嬉しいです。ピッチに戻れることを信じて、最後の瞬間まで自分らしくチャレンジしていきます。 5月4日 ホーム最終戦 エディオンピースウイング広島でお待ちしています」

 5月4日のノジマステラ神奈川相模原戦(エディオンピースウイング広島)で、現役引退セレモニーを予定している。