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シント=トロイデンVV、ワウター・ヴランケン監督の就任を発表。日本代表の藤田譲瑠チマら7人在籍、現在入れ替え戦プレーオフを戦う

現役時代のヴランケン監督(右)。(C)STVV

元STVVの選手で、「帰ってきたという感覚」。

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は4月16日、ワウター・ヴランケン監督(Wouter Vrancken)が就任したと発表した。

 現在1部・2部入れ替え戦プレーオフ(プレーオフ3)を戦っているSTVVは先日、フェリス・マズー前監督を解任。これまで同プレーオフ3試合を終えて、2勝1敗で4チーム中首位に立っている(2チームが降格)。

 ヴランケン新監督は1979年2月3日生まれ、ベルギー出身、46歳。2012年からRDKグラヴェロ、テス・スポル、ロンメルSK、KVメヘレン、KRCゲンク、KAAヘントを率いてきた。

 元STVVの選手であるヴランケン監督は、「帰ってきたという感覚です」と意欲を示している。

「STVVの監督に就任することは、私にとって『帰ってきた』という感覚です。ここ数日、多くのサポーターや地域の方々から温かいメッセージをいただきました。ハスペンハウ地方の人々やファンの皆様に誇りを持ってもらえるよう、毎日全力を尽くしていきたいです」

 アンドレ・ピント強化部長は、次のようにヴランケン監督招聘の理由を語る。

「チームの置かれた状況を踏まえると、確実に結果を出せる選択が必要でした。そこで私たちは、ベルギーリーグを熟知し、経験豊富な監督を選びました。ワウター・ヴランケン氏は、STVVのユース出身、トップチームでプレーした経験もあり、クラブを知り尽くしている存在です。彼とともに、プレーオフ3を勝ち切り、1部残留を果たすために全力を尽くします」

 シント=トロイデンには、サッカー日本代表の藤田譲瑠チマ、谷口彰悟、伊藤涼太郎、小川諒也、山本理仁、小久保玲央、小森飛絢が在籍している。

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 STVVは日本時間4月27日3時45分から、セルクル・ブルージュとのアウェーゲームに臨む。先日のホームゲームは3-1の勝利を収めた。