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中居正広さんと大物、女子アナによるスイートルームの会「なかなかエゲツない」、北村弁護士も驚く“B氏の使いっ走りぶり”

フジテレビ (C)SAKANOWA

A子さんもその日は帰された一人だった。

 元タレントの中居正広さんの女性トラブルを契機に様々なコンプライアンス問題が浮き彫りになり、株式会社フジ・メディア・ホールディングスの依頼で徹底調査された第三者委員会の報告書は、今なお反響を呼んでいる。

 北村晴男弁護士はこのほど、ユーチューブチャンネル「弁護士北村晴男ちゃんねる」で「【フジテレビ・第三者委報告書を徹底分析】驚愕の事実が続々! 浮き彫りになった悪しき慣習」を公開。報告書の内容を分かりやすく丁寧に解説していて、14万人以上が視聴し、3800人以上が「いいね」を押している。

 その動画内で、中居さんと大物タレント、女子アナウンサー4人、そして元編成部長のB氏とスタッフ3人(男性2人、女性1人)の計10人がホテルの一室に集まった「スイートルームの会」について、「なかなかエゲツない」と言及している。

 当日のことは人によって記憶が異なる。ただどうやら基本的には、中居さんと大物タレントが、女子アナ二人を残して、「あと(の人)は帰っていいよ」と促したと見られる。

 この後日に中居さんの性被害にあうA子さんも、Bさんに連れられて、その日は帰された一人だった。

 そして中居さんと大物は、それぞれ女子アナと二人きりになるシチュエーションになったそうだ。女子アナの一人は大変嫌な思いをしたと告白し、一人は証言を拒否しているという。

 北村氏はこの報告書全体を通じて、「B氏は中居さんの使いっ走りになっている」と断罪。そのように女子アナ勢を“置き去り”にしながらも、B氏は「とても心配だった」と語っていたそうだ。

 北村弁護士は「だったら、出て行かなければ良かった。例えば、女性たちはお酒も入っているので二人だけ残すわけにはいかないですからと言えたのではないか」といぶかっていた。

 しかもB氏はA子さんをホテルに呼びつけたが、スイートルームで行われるとは伝えていなかった。一般的にはホテル内にある飲食店などにみんなで集まると思うはずで、「(B氏が)仕向けたような疑いは残ります」と、どこか騙す意図もあったようだと勘繰っていた。

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 つまり日枝久氏からB氏まで、「社員を守るのは二の次、三の次。部下の女子社員、女子アナを駒として使って出世する。同じ系列の人が出世していく流れがあったようです」と、フジテレビの出世コースができていった背景を解説。こうした流れが、今回の事件にも間接的につながっていったと見ていた。