クリロナ砲をGK山口瑠伊ビッグセーブ、家長昭博は決勝ボレー! 川崎がアル・ナスルを下し決勝進出。ACLエリート

5/3深夜25時30分からアル・アハリとアジア王者を懸けた一戦へ。

[ACLE 準決勝] アル・ナスル 2–3 川崎/2025年5月1日1:30（現地4月30日）/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ

　AFCアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）エリート準決勝、川崎フロンターレ（J1リーグ）が3-2でアル・ナスル（サウジアラビア1部）に勝利を収めて、ファイナル進出を果たした。アル・アハリ（サウジ1部）との決勝は日本時間5月3日25時30分から行われる。

　三層方式になったアジア・カップ戦の頂点となるACLエリート。準々決勝から決勝までサウジアラビアでの集中開催（セントラル方式）になり、いずれも一回戦方式で行われている。そして準々決勝で横浜F・マリノスを4-1で下したポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド、セネガル代表FWサディオ・マネらを擁するアル・ナスルと、カタール1部アル・サッドを延長120分の末に下した川崎がここで対峙した。

　試合は開始10分、マルシーニョの仕掛けからのクロスがルーズボールに。その落下点にいた伊藤がインステップに合わせるボレーを叩き込む。

　しかし28分、マネがカットインから強烈なショットをねじ込み1-1とする。

　川崎はカウンターを狙う構図に。すると41分、カウンターから伊藤が攻め込みシュートは一度GKベントに止められたものの、大関が押し込み2-1とリードに成功した。

　後半はそれぞれピンチもチャンスもある攻防が続く。するとこの日、川崎の長谷部茂利監督の采配がズバリ的中。76分、交代出場したエリソンの折り返しを、家長がボレーで合わせて3-1に。

　ただこのあと、アル・ナスルの猛攻が続く。87分に1点を返されて、3-2と1点差に。そこからクリスチアーノ・ロナウドの直接フリーキックなどが枠内を襲ったが、GK山口瑠伊がビッグセーブ! なんとか逃げ切り、川崎が決勝にコマを進めた。 

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　川崎は初のアジア制覇をかけて、5月3日25時30分から、現在サウジアラビアリーグ4位のアル・アハリ（アル・ナスルは3位、アル・ヒラルは2位）と対戦する。