メッシ、ジダン、そして…久保建英が語る背番号『10番』像。「子供たちも気分が上がる。一番上手い選手がつける番号」

豪州戦戦ではなかった『KUBO』のネーム、「今回は多分、入ると思います」。

[北中米W杯 アジア最終予選 グループC 第10戦] 日本代表 – インドネシア代表/2025年6月10日19:35/市立吹田スタジアム（大阪）

　サッカー日本代表（SAMURAI BLUE）の久保建英が6月9日、翌10日の北中米ワールドカップ（W杯）アジア最終予選インドネシア代表戦に向けて、「まず先制点を取りに行くことをチームの共通意識として持って臨みたい」と意欲を示した。

　この6月シリーズ、背番号10をつけたことで、より注目を集めた。ただし、オーストラリア代表戦はアウェーゲームだったため、『KUBO』のネームが入っていなかった。

「今回は多分、名前が入ると思います。（豪州戦のあと）何人かから連絡が来ました。背番号でプレーするわけじゃないですけど、（背番号10でのプレーを見て）『嬉しかった』というコメントをもらいました。このあとはどうなるかわからないですけど。（「KUBO」と入ったユニを買いたい人は多いかと）そうですよね。僕も買いたいぐらいなんで。何枚かしかもらえないので、争奪戦になるんじゃないですかね」

　そして久保が描く10番像とは? 

「僕はサッカーの上手い人が好きなんで、メッシとかロナウジーニョとかジダンとか。上手い人はみんな10番をつけていた。すごく、一番サッカーが上手いというイメージがあって、僕の中ではね。ミニゲームとかでも10番をつけるだけで子供たちも気分が上がったりするわけですし。一番上手い選手がつける番号じゃないかなと思います」

　一方、久保の世代的に“10番＝エース”より、“10番＝チームの中心”のイメージが強いとも言う。

「いろんなタイプがいると思いますし、さっきジダン選手の話をしましたけど、彼なんかすごく寡黙なイメージがあります。エースでもあまり意外としゃべらなかったりもしますし。誰しもが陽気と言うわけじゃなく、反対に陽気な10番もネイマール選手みたいにいるわけで。彼らは何番かと聞かれたら『10番』というのが共通であると思うので。チームの中心というイメージはあります」

　最後に10番をつけたのはいつかは「思い出せない」という。久保は「久しぶりです、本当に。（世代別代表では、U-17代表時代）福岡（慎平）選手にずっと取られっぱなしだったので。いま思い返すと、もうちょっと要求しておけば良かったかなと思いますけど」と振り返る。

　日本代表に背番号10番をつけて2024-25シーズンの最後の試合に臨むことになる。6月4日で24歳になったレフティは「ラスト1試合。一旦シーズンの締めくくりとして勝って終われたらベストかなと思います」と気合いを入れた。

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　中国代表に勝利を収めて日本に乗り込んできた。いま勢いに乗るインドネシアを相手に、久保は「先制点が大事になる。ミーティングでも名波コーチから話がありました。まずは先制点を取りに行くということをチームとしての共通意識として持って明日は臨みたいなと思います」と、“先手必勝”のゴールを目指す。