【横浜F・マリノス】西野努SDが語る決断、キスノーボ監督の就任理由「魅力的なアタッキングフットボールを展開していくため」
横浜F・マリノスの西野努SD。写真:原田裕介/Photo by Yusuke HARADA
J1リーグではいまだ1勝、暫定ながら単独最下位。
J1リーグの横浜F・マリノスは5月5日、スティーブ・ホーランド前監督の解任により暫定的にチームを率いてきた元オーストラリア代表のパトリック・キスノーボ・ヘッドコーチの監督就任を正式に発表した。また、大島秀夫アシスタントコーチがヘッドコーチに昇格する。
横浜FMは現在リーグ最下位。AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート・ファイナルステージに出場したため消化が2試合少ないものの、J1リーグではまだ1勝しかできておらず、勝点8で暫定ながら単独最下位に低迷している。今季のまず目標にしていたACLエリート制覇も達成できなかった。
オーストラリアで監督経験のあるキスノーボ新監督は、「私の目標は、魅力的で競争力のあるサッカーをするだけではなく、皆さんが大切にしている価値観を体現できるチームを育むことです」と語っている。つまり、アンジェ・ポステコグルー(現 トッテナム・ホットスパー監督)時代に築かれた“アタッキングフットボール”へ、ある程度の原点回帰を模索していくことになりそうだ。
西野努スポーティングダイレクターキスノーボ氏の就任理由について、次のようにクラブを通じてコメントしている。
「このたび、パトリック・キスノーボ氏に横浜 F・マリノスの新監督に就任していただくことにしました。 勝つ、そして魅力的なアタッキングフットボールを展開していくために、シーズン途中ではありますが、新しい監督のもとリスタートすることになります。 今シーズンのチームとしての課題を次の成長につなげ、今まで期待してもらっていたものを上回るパフォーマンスをお魅せしたいと思います」
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西野SDも“アタッキングフットボール”をキーワードに挙げており、まずテーマはチームがどのように自信を取り戻していくかになる。しっかり噛み合えば、一気に逆襲に転じることもできそうだ。