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シティ・グループのパレルモ買収迫る。横浜F・マリノスと“パートナー”に

2019年にはマンチェスター・シティと横浜F・マリノスの対戦が実現。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

破産による4部降格から這い上がり、新シーズン、セリエB昇格を果たす。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティのオーナー企業であるシティ・フットボール・グループ(CFG)が、イタリア・セリエBへの昇格を決めたパレルモFCの買収に迫っている。『スカイ』が6月16日に報じた。

 記事によると、これまで交渉が進められてきたなか、CFGの代表者がミラノでパレルモのダリオ・ミッリ会長と会談。数日以内に、買収が正式発表されるということだ。

 CFGは今年に入ってパレルモに興味を持ち、4月から具体的に交渉を行ってきた。昇格を決めたここ数日で一気に進展。あとは書類作成など手続きを残すのみになったと見られる。

 パレルモは昨季セリエCで3位に。そして先日行われたプレーオフ2回戦でカルチョ・パドバを2-0で下して、セリエB昇格を決めた。

 2017年までセリエAに所属していたパレルモだが2019年に破産。セリエDへの降格を告げられた。エディンソン・カバーニ、ハビエル・パストーレらを輩出してきた名門はそこから再建を進め、新シーズンからは、CFGの11番目、イタリアでは初めての傘下クラブとなる。

 CFGの旗艦クラブは、マンチェスター・シティ、アメリカのニューヨーク・シティ、スペインのジローナFC、ベルギーのロンメルSK、フランスのトロワACが。また、ウルグアイのモンテビデオ・シティ、中国の四川FC、インドのムンバイ・シティ、そして横浜F・マリノスの約20パーセントの株式を保有しているということだ。

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