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【横浜FM】指笛問題“犯人”特定できず。嫌疑のマスカット監督否定、曖昧な決着に

横浜F・マリノスのエンブレム。(C)SAKANOWA

クラブが経過報告。主審は名古屋からの指摘で発覚したとSNSで説明。

 J1リーグ横浜F・マリノスは9月23日、クラブ公式サイトで「笛系音による、試合妨害行為について」と題して、 18日の29節・名古屋グランパス戦で横浜FMのベンチ側から主審の笛と似せたような指笛が発せられ、主審からやめるよう促される問題が発生した件で、“犯人=実行者”、あるいはその疑いを持たれるような行為を特定できなかったと報告した。

 クラブによると、試合中に笛のような音が鳴り、両チーム選手の動きが滞る事象が発生。 試合後にはSNSで笛のような音の発生源としてケヴィン・マスカット監督に目が向けられたが、本人は「該当する行為を行っていない」と否定したという。

 一方、クラブは「可能な限り映像を取り寄せて、確認、解析した」ものの当該行為を確認できず。さらに、「ベンチ周辺のチーム内スタッフに聞き取りを行いましたが、笛の発生源の目撃者を確認できませんでした」と報告している。

 横浜FMは「重要な事象と受け止めて」下記2点を実施するという。

・今後行われる公式戦にて横浜F・マリノスベンチ及びその周辺の観察、確認。

・関係各所の協力を仰ぎ、本件の当該試合以外も含む事象検証、聞き取りの継続とJリーグへの報告

 この試合で主審を務めた家本政明主審はSNSで次のように状況を説明していた。

「名古屋側から横浜ベンチから指笛が鳴ったと言われたので横浜スタッフの方に、もしそれが事実なら紛らわしいのでやめてほしい、次同じことがあれば違う対応をしますと伝えました

 審判団が確実に確認できていないものに対処はできませんし、実際横浜ベンチから指笛が鳴ったのかは我々にはわかりません」

 クラブ関係者以外の行為によってスタッフが嫌疑をかけられているのであれば、これもまた大きな問題だ。しかし、経緯を踏まえると、チーム内の自助努力では、実行者あるいは疑われる行為をした者を見つけられなかったということになりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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