絶好調マン・U、要因はアルテタのアイデア!?「コーチング界の新星獲得」
マンチェスター・ユナイテッドのクリスチアーノ・ロナウド。 (Photo by Laurence Griffiths/Getty Images)
プレミアリーグ4勝1分と無敗。イギリスメディア「目立たないところでの“補強”も成果を上げている」。
マンチェスター・ユナイテッドの好調の要因は、アーセナルFCミケル・アルテタ監督のアイデアにあり!?
イギリスメディア『ミラー』は現在プレミアリーグ4勝1分と無敗で、マンチェスター・シティ、リバプールFCと並び首位タイを行くマンチェスター・Uの好調ぶりの要因を探るレポートを掲載。ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド、フランス代表DFラファエル・ヴァランら大物選手の補強が注目されるなか、「目立たないところでの“補強”も成果を上げている」として、アーセナルFCのミケル・アルテタ監督のアイデアが活用されているという。
マンチェスター・Uの昨季の課題の一つが、セットプレーからの失点だった。14失点はリーグで2番目に多かった。
これまではアシスタントコーチとGKコーチがセットプレーの攻守について担当してきた。しかし今季、オーレ・グンナー・スールシャール監督は、エリック・ラムジーをコーチとして迎え入れた。「エリック・ラムジーを説得し、世界でも、国内でも最高のクラブに迎え入れられたのは幸運だった」と『コーチング界の新星』獲得を、指揮官も喜んでいるという。
チームは今季セットプレーについてラムジーに専門的に任せた。そしてこれまでリーグ5試合、セットプレーからの失点は「ゼロ」だ。
昨季アーセナルのアルテタ監督はその必要性に気付き、アンドレアス・ゲオルソンをセットプレー担当コーチとして招聘していた。チームに新たな要素をもたらし、数多くのプラスをもたらしたが。しかしその成果が認められ、スウェーデンリーグ・マルメFFのスポーツマネジャーに引き抜かれてしまった。
そこでアルテタ監督はゲオルソンの後任として、マンチェスター・シティからニコラス・ジョバー氏を連れてきた。が、今季は最後尾のゴールキーパーの絡んだミスによる失点が増えてしまっている(そこで移籍などもあり、冨安健洋の補強につながった)。
名将に名参謀あり――。
同メディアは、「スールシャールはラムジーの獲得で、タイトルを争うライバルとの差を縮められると実感している。加えてラムジーがいることは、サンチョ、ヴァラン、さらにはロナルドにとって、極めて重要な意味になりそうだ」と、大きな相乗効果を期待している。
【注目記事】
・ムアントン、アディサクの浦和挑戦に期待。タイ代表17ゴールのストライカー
・日本代表の森保一監督を辛辣批評「過大評価された選手ばかり起用。まるでアジアのアルテタ」。豪州メディアがW杯最終予選の10月決戦を前に
【PHOTO STORY】浦和のナンバー8、猶本光が決勝アシスト!駒場WEリーグ開幕戦を白星で飾る
[文:サカノワ編集グループ]