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【浦和】ダニーロ・ボザ「振り向いたらゴールが決まっていた」。FC東京戦、“オフサイド疑惑”について語る

浦和のダニーロ・ボザ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「(ボールに)当たったかどうかは…」

[J1 17節] 浦和 3-2 FC東京/2025年5月17日16:03/埼玉スタジアム

 J1リーグ17節、浦和レッズがFC東京との一戦、先制されながらも石原広教の同点ゴールと途中出場した松本泰志の2ゴールで3-2の逆転勝利を収めた。浦和は3試合ぶりの勝点3獲得。

 金子拓也のクロスを松本が体で押し込み2-2に追い付いた80分のシーン。そこで約9分間の中断があった。

 コーナーキックの流れから、金子のクロスに右サイドからのクロスに、ダニーロ・ボザがジャンプヘッドで合わせようとして、その背後にいた松本がねじ込んだ。ただ、ボザがボールに触れていれば明らかオフサイドであった。

 スタジアムではボザが大喜びをしてバックスタンドにも駆け寄ってゴールパフォーマンスも行った。それだけに、ボザがボールに触っていたのでは……とも思われた。そのためFC東京ベンチは猛抗議をしていた。

 ただ、VTRで見ると、ボザがボールに触れているかどうかはよく分からない。むしろボールの軌道は変わっていないので『ノータッチ』が妥当に。

 そのためVARのチェックも、このオフサイドに関しては早い段階で、VARオンリーレビュー(VARルーム内で、事実のチェックをできる事案)で「オンサイドで松本のゴール」と確定された。VARは松本のハンドかどうかのチェックに、より時間を割いたそうだ。

 この“オフサイド疑惑”について問われたボザは試合後、「非常に速いシーンだったので、(ボールが)当たったかどうかはよく分かりませんでした。振り向いたらゴールが決まり、ネットが揺れていました。自分たちはすでに2失点していただけに、とにかく嬉しく喜びを爆発させました」と振り返った。

「チーム力を見せられました。全員で練習から頑張っている結果だと思います。特に(松本)泰志は途中出場から、彼の力で勝つことができました」

 ボザはそのように感情を爆発させたのだと語っていた。

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 浦和はこの勝利で4位へ再浮上。このあとは21日に川崎フロンターレ、24日に名古屋グランパスとアウェーで中2日の2連戦に臨む。

Posted by 塚越始