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【移籍】久保建英と同期、レアル・マドリードのロドリゴをアーセナル、リバプール、チェルシーが狙う。マンチェスター・ユナイテッドは離脱か

レアル・マドリードのロドリゴ。写真:AP/アフロ

本職である左ウイングでのプレーを希望。

 スペイン1部レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴ(Rodrygo)が、イングランド・プレミアリーグのメガクラブへの移籍に向けて動き出した。

 これまで現地メディアでは、チェルシーFCが獲得に向けて高額な条件を準備していて、さらにリバプールFCも興味を示していると報じられてきた。

 さらに『スカイ』はこのほど、アーセナルFCも「獲得へ検討をはじめた」とレポートした。

 24歳のロドリゴは、今季のラ・リーガで30試合・6得点・5アシストを記録。フランス代表FWキリアン・エムバペが加入したなか、当初はレギュラーとしてプレーしていたものの、なかなか力を発揮できなくなる。

 ロドリゴ、エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ヴェリンガムと並ぶ“シン・ギャラクシー”を前線に揃えた試合は確かに魅力的だったものの、なかなか攻撃が機能せず……。結局、クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)を残して、主要タイトルを一つも獲得できず、この4人を同時起用する際の最適解を見出せなかった。

 また、ロドリゴは最も力を発揮できる「左サイド」でプレーしたいと希望していると言われる。ヴィニシウスが本職にしていて、ロドリゴも何度か起用されてきたが、エムバペが加わったことで、そのチャンスはより減った。

『ミラー』によると、ロドリゴがラ・リーガで今シーズン二桁ゴールを決められなかったことで(昨季は10ゴールを記録)、クラブは能力的にも突き抜けきれずにいると見ているという。移籍金は8000万ユーロ(約129億円)に設定されているそうだ。

 ただ『アス』はこのほど、いずれにせよシャビ・アロンソ新監督がロドリゴを必要とするかどうかがポイントになるとも報じていた。

 一方、久保建英と同じタイミングの2019年に獲得しているロドリゴを“高値”で売り抜ければ、クラブの資金にも余裕が生まれる。フロレンティーノ・ペレス会長としては、それぞれが“win-win”を生み出せる――移籍と考えている公算が高いか。

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 ロドリゴは2019年夏、ブラジル1部サントスから獲得。移籍金は4500万ユーロ(約73億円)だったと言われる。