二つの巨星。久保建英が今週末バルサと初対戦、ファティと再会なるか
2013年に"共演"していたファティ(左)と久保(右)。※『マルカTV』より
下部組織でチームメイトだった注目の17歳とのバトル実現か。
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)、17位のRCDマジョルカが今週末の12月7日(日本時間12月8日5時から)、アウェーのカンプノウで首位のFCバルセロナと対戦する。ここに来てパフォーマンスを上げてきたマジョルカの久保建英が、下部組織のカンテラを過ごした”古巣”のピッチについに立つ。
リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマン……豪華絢爛の3トップが揃う。彼らはもちろん、注目を集めるのが、そのカンテラで時を過ごした17歳のアンス・ファティと久保のピッチ上での再会なるかだ。
バルセロナでクラブ史上2番目の若さとなる16歳298日でデビューしたギニアビサウ出身のファティと久保が2013年にプレーしていた試合映像が見つかり、以前、スペインメディア『マルカ』が運営する動画サイト『マルカTV』で公開された。
そこには、9番をつける12歳の久保の仕掛けから、突然スピードを落としてパス。走り込んだファティが鮮やかなループシュートで得点する、「久保―ファティ」のゴールデンコンビでゴールを攻略するシーンが収まっている。
記事では「当時まだ11歳だったファティのゴールのほとんどが、久保からのアシストによってもたらされていた。そのユーストーナメントには、2つの大きなタレントがいた」と記されている。
メッシやスアレスが負傷で欠場した今季開幕直後、ファティはCAオサスナ戦(△2-2)、バレンシアCF戦(〇5-2)で連続ゴールを記録し、一躍、時の人となった。ただ最近も途中出場を続けているが、やや勢いを失っている。直近のアトレティコ・マドリード戦(〇1-0)は5試合ぶりに不出場に終わっている。
一方、久保は12試合1得点・2アシスト。2試合連続でフル出場を果たしている。こちらはファティとは対照的に、試合にはコンスタントに出られるようになってきたが、なかなかチームの調子が上がらずにいる。首位バルサを相手に、久保、そしてマジョルカが苦手のアウェーでインパクトを放つことができるか。
二つの巨星の対決――。スペインのみならず注目を集めそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]