レアル・マドリード復帰へ久保建英の「国籍問題」解決!ヴィニシウス、今度こそスペイン国籍取得“目前”
レアル・マドリードでの久保建英。 (Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)
すでに条件クリア。これまで何度も“間もなく”と言われてきたが――。
スペイン1部レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウスだが、ついにスペイン国籍取得が“目前”に迫っているそうだ。スペインメディア『アス』が11月16日に報じた。
日本では認められていない「二重国籍(多重国籍)」だが、ブラジル人のヴィニシウスはスペインで2年以上生活し、語学と一般知識に関するテストなど条件をパスすると、スペイン国籍を取得できる。レアル・マドリードでは、すでにカゼミーロ、マルセロ、フェデリコ・バルベルデがこの条件により二重国籍の資格を得ている。
2018年8月にロスブランコスに加入したヴィニシウスは、早い段階でこの国籍取得を申請。しかし新型コロナウイルスのパンデミックもあり、その作業が滞ってきた。
今回の記事によると、2020年7月からヴィニシウスに関しての審査がスタート。すでに全ての条件をクリアしている。これまでであれば遅くとも1年で認められてきただけに、今シーズン末までに取得できるということだ。
しかも、同僚であるブラジル人のロドリゴ、エデル・ミリトンも続いて二重国籍を申請。こちらは2022年末での取得を目指している。
そして、このヴィニシウスの申請が通れば、非EU圏の外国籍選手の枠が空く。
現在レアル・マドリードの3枠はヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトンにより埋まってきた。そのため、日本代表MF久保建英(現RCDマジョルカ)、ヘイニエル(現ボルシア・ドルトムント)らは、そもそもレアル・マドリードの一員としてラ・リーガに登録できない状況だった。
今回の記事でも「この枠が空くのを熱心に待っていた二人が、久保とヘイニエル(ボルシア・ドルトムントへレンタル中)だ」と、1枠が空けば、久保がそこに入っている“有力候補”であると報じている。
しかし一方、白い巨人が「再びブラジルなど南米市場を開拓するチャンス」と、“第2のヴィニシウス”を見出すことも可能だと、その「枠」を活用するもう一つの選択肢にも触れている。
ヴィニシウスのスペイン国籍取得については、これまで何度も「間もなく」と報じられてきた。今度こそは――きっと本当のようだ。久保にとっても、重要な選択肢が増える“朗報”となる。
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[文:サカノワ編集グループ]