×

【浦和】クラブW杯開幕、原口元気が初戦リーベル戦へ「そこが肝かな」と挙げたポイントとは?

米国からオンラインによる取材に応じた浦和の原口元気。(C)SAKANOWA

「簡単に言うと、格上相手にサプライズを起こさないといけない存在、だと理解しなきゃいけない。そのために何をしなければいけないかというと……」

[米国クラブW杯 GS1節] 浦和 – リーベル/2025年6月18日4:00(現地17日12:00)/ルーメン・フィールド(シアトル)

 J1リーグ浦和レッズのロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表MF原口元気が6月13日、オンラインによる取材に応じて、クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)初戦リーベル・プレート戦に向けて、アメリカの合宿地ポートランドから抱負を語った。

 シアトルでのリーベル戦に向けて、時差16時間ある環境は「ハードだと感じました。ヨーロッパでプレーしてきて慣れていて、すぐ適応できるかと思ったが、3、4日かかりました。レッズが早い段階でアメリカに来たのは、懸命な判断だったと思います。アドバンテージになると思います」と頷き、現地のコンディションにもしっかりフィットできてきたという。

 浦和としてのターゲットは明確だ。対戦チームは“浦和には勝つ or 勝てる”と勝点3を念頭に置いて臨んでくる。その相手の気持ちを削ぎ、勝機を見出していくこと。

 原口は「簡単に言うと、格上の相手にサプライズを起こさないといけない存在、と理解しなきゃいけない。そのためには何をしなければいけないかというと……」と続ける。

「相手の嫌がることをし続けないといけない。少なくとも前半45分必ずやり続けて、後半に勝機を伺いたい。もちろん前半に先制できたら理想です。ポイントは相手が嫌がるプレーをし続けること。強い相手を倒す、サプライズを起こすうえで一番大事になると思います」

 チームとしても、「完全にフォーカスしているのは、リーベル・プレート戦。より『リーベル・プレート』という単語が増え、より具体的にどうしていこうという会話も増えています。監督も言っているが、本当に『初戦が全て』ぐらいの気持ちで準備しています」と、スカウティングを含めて、打倒リーベルに燃えている。

 原口はリーベルの印象について語る。

「7:3ぐらいで攻撃を考えているチームだと思います。個人のレベルが高く、最終ラインとGKは全員アルゼンチン出身で、17歳のスーパータレントもいて個々のタレントがかなり攻撃的にやってくる。非常に守り切るのは困難な相手だと思います。その分、守備時に隙を与えるチームだとも思うので、いつも通りしっかり守って、その隙を突ければチャンスがあるかなと思います。具体的にどこを狙っていこうという話もしています

 そのうえで、経験豊富なアタッカーは「肝」として、次のようにも語っている。

「自信を持って臨むこと。試合に入り、自分たちが思っている以上の強度や技術力があった時、ファーストインパクトで驚かないことが大切。そこを一回凌ぎ切れば、一旦緩やかなフェーズが来ると思うので、そこが肝かなと思っています」

関連記事>>【移籍】クリスチアーノ・ロナウドがついに決断、年俸300億円超え 「1年契約」。浦和入りも噂されたが…

 まず、この大舞台で世界にインパクトを残す1勝を挙げる――。そのゴールと勝利に向けて、よりチーム内の機運も高まっている。

Posted by 塚越始