【浦和】FC東京に逆転負け…スコルジャ監督の記者会見「失点後よりナーバスになり、落ち着いてプレーできなくなった」
記者会見に臨むスコルジャ監督。写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA
前半は「目指していた形で、ゲームコントロールし、ハイプレスもかなり上手くいっていた」。
[天皇杯 準々決勝] FC東京 2–1 浦和/2025年8月27日19:00/埼玉スタジアム2002
天皇杯準々決勝、浦和レッズはFC東京との一戦、負傷から復帰した小森飛絢のパスから金子拓郎のゴールで先制したものの、後半にマルセロ・ヒアンの2ゴールで、1-2の逆転負けを喫した。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「前半は非常に良いパフォーマンスでした。私たちの目指していた形で、ゲームコントロールができていて、ハイプレスもかなり上手くいってました。そのハイプレスから得点も生まれました」と、まずハーフタイムまでの好スタートを振り返った。
しかし後半、この日またも選手を交代していくたびにチームの機能性が落ちていき、結局2失点を喫した。今季繰り返されてきた試合の流れだ。
「後半は『同じような形で続けよう』と話していました。さらに押し込む時間を長くすることが目的でした。ただペナルティエリア内に8人いたにも関わらず、マルセル・ヒアンにシュートを打たせてしまい、また嫌な失点をしてしまいました。
失点後チームはよりナーバスになり、落ち着いてプレーできなくなってしまったと思います。2失点目も相手のロングボール1本から、自分たちのミスで決まってしまいました。
ディフェンスラインが横にコンパクトになっておらず、あまりに簡単に決められてしまいました。そのあとは選手交代も行っていきましたが、 流れを変えられませんでした」
最後はパワープレーを仕掛けた。しかし、あと1点が遠かった……。
「試合終盤は明らかな決定機を作れず、最後の数分間は背の高いチアゴ(サンタナ)やセンターバックが上がってシンプルな攻撃をしました。しかしチャンスは作れず、今シーズンの天皇杯は今日で終了となってしまいました」
指揮官はそのように振り返り、肩を落とした。
また、スコルジャ監督は「我々のミスは疲労から生まれたものだと思います。ただ相手も同じように過密な日程を戦っていますので、それは言い訳にはなりません」とも強調していた。
浦和は天皇杯のタイトルを獲得し世界へ挑戦するという、一つのシナリオを失った。
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このあと残すタイトルであるリーグ、そしてルヴァンカップの戦いに臨む。週末31日にはJ1リーグ28節、アルビレックス新潟戦が組まれている。