Jリーグ沼津元会長の馬券3億円所得隠し、粗品が心の叫び「頼むから教えてくれ。夢のようなソフトウェアや」
アスルクラロ沼津のエンブレム。(C)SAKANOWA
ユーチューブ「1人賛否」で専門家のように詳しく語る。
J3リーグ アスルクラロ沼津の谷強前会長が競馬など独自予想システムで得た約3億円の脱税をしていたとして、東京国税局に71歳の男性とともに刑事告発された事件について、お笑いコンビ霜降り明星の粗品が6月16日にユーチューブの自身の公式チャンネルで「最近のSNSニュース斬った【1人賛否】」の中で自身の見解を語り話題を集めている。
報道によると、その独自のシステムにより、谷氏は2021年までの2年間に3億1000万円の利益を得ていて、1億3600万円分を脱税していたという。二人で約6億円を稼いでいたとされ、また多い時には月間の払い戻しが20億円に達していたそうだ。さらにもう一人も儲けの分配を受けていたが、税法上の「非居住者」になるため、告発の対象外になった。
ギャンブラーとしても知られる粗品は、この事件に関する税制、過去の判例などについて、かなり詳しく解説している。配当金は一切税務申告していなかったことに、「それはアカンわ。それはちゃんとアカン。配当、隠してたんや」として、ハズレ馬券をいかに「経費」にするかが本来は「論点」だったと説明している。
そして賛否の落ちとして、粗品は「頼むから、教えてくれ! 夢のようなソフトウェアや。マジで!? こんなん、あんねや。いやぁ、辿り着いてみたいものだなあ、その境地に。やっぱ穴馬よな、絶対に……」と主張。ある意味でギャンブラーの極みに達している谷氏らに、「悔しいわ」と本音を漏らしている。
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沼津は発覚後、クラブ公式サイトで「谷氏より、税務上の申告漏れについては、すでに国税局の指導のもと、修正申告をし納税を行ったとの報告を受けております。なお、本件は谷氏個人に関する税務上の問題であり、当クラブの法人運営・財務処理等には一切の影響がないことを、ここにご報告いたします。クラブとしては、今後も引き続き関係各所と連携し、誠実に対応を進めてまいります」などと発表している。