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競馬で払戻し最大20億円…Jリーグ沼津 前会長が高額脱税、ホリエモン呆れる「儲けたら税金を払うのが当たり前」

堀江貴文氏。(C)SAKANOWA

「当クラブの法人運営・財務処理等には一切の影響がない」

 J3リーグ アスルクラロ沼津の谷強前会長がこのほど、競馬の独自の予想システムを活用して得た多額の利益分の脱税をしていたとして、東京国税局に71歳の男性とともに刑事告発されたと一部で報じられた。谷氏は2021年までの2年間に3億1000万円の利益があり、1億3600万円分を脱税していたという。二人で約6億円を稼いでいたとされ、また多い時には月間の払い戻しが20億円に達していたそうだ。

 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏は6月14日にユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で動画「サッカーJ3クラブ前会長らが馬券購入システムで6億円荒稼ぎして脱税した件について解説します」を更新し、詳しく解説している。

 堀江氏は公営ギャンブルで利益を得た場合の納税の仕組みなどを説明。オンラインのシステムで馬券購入をしていれば全ての履歴が残り、損益の計算も自動でできる。そのため、「今回の売買の場合、損益計算した6億円に相互課税され雑所得となり、それ(約3億円)を払っていれば合法だったはずです」と語る。

 ホリエモンは「なんで払わなかったのかな。システム売買で儲かったら、ちゃんと払ってください。儲けたら税金を払うのが当たり前。ただ、それだけです。今まで、もしかすると、そういった経験がなかったのかもしれません」と、谷氏らの脱税行為に呆れていた。

 沼津は6月11日、公式サイトで「谷強前会長に関するご報告」と題して、この件について次のように説明していた。

「谷氏より、国税局から個人の所得に関する申告漏れの指摘を受けた旨の報告を受けております。2023年12月には、谷氏よりクラブに対して会長職辞任の意向が伝えられており、定時株主総会開催日である2024年4月24日付で正式に辞任しております」

「辞任の理由は、就任以降、業務多忙によりクラブ活動への十分な関与が困難となり、会長職としての責任を果たせないとの本人の判断によるものでした」

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「谷氏より、税務上の申告漏れについては、すでに国税局の指導のもと、修正申告をし納税を行ったとの報告を受けております。なお、本件は谷氏個人に関する税務上の問題であり、当クラブの法人運営・財務処理等には一切の影響がないことを、ここにご報告いたします。クラブとしては、今後も引き続き関係各所と連携し、誠実に対応を進めてまいります」