ジョッタ急逝、リバプールのスロット監督が声明。家族へ「私からのメッセージは明確です You will never walk alone」
リバプールでのスロット監督とディオゴ・ジョッタ(右)。写真:AP/アフロ
「このクラブに来て、最初に知った歌(チャント)の一つが、ファンがディオゴをたたえる歌でした」
イングランド・プレミアリーグ リバプールFCのアルネ・スロット監督が7月4日、交通事故によるディオゴ・ジョッタ(Diogo Jota)の急逝を受けて、クラブを通じて声明を発表した。
スロット監督は「計り知れない衝撃であり」言葉が見つからないと繰り返し、皆と同じような心境であるという。6月22日の結婚式についても報告を受けていたといい、「ご家族への私からのメッセージは明確です。あなたは決して一人ではない(My message to them is very clear – you will never walk alone.)」と伝えている。
「ハードワーク、情熱、献身、高いクオリティ、そしてゴール。まさにリバプールの選手のあるべき姿の真髄です」
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の遠藤航とチームメイトでもあったが、スロット監督はその人望についても触れる。
「決して人気を求めていたわけではないのに、とてもたくさんの人気を得た選手でした。二人での会話を楽しみ、いつしか誰とでも友達になっていた。一緒にいるだけで相手を幸せな気持ちにさせていた。そして家族を深く大切にしていた」
そしてリバプールではプレミアリーグを制覇。2025年、人生最高の夏だったはずだった。
「ディオゴには、ネーションズリーグ優勝を祝福し、もうすぐ迎える結婚式の幸運を祈りました。ディオゴと彼の家族にとって、夢のような夏だったはずです。だからこそ、なおさら胸が張り裂ける思いです」
また指揮官は「このクラブに来て、最初に知った歌(チャント)の一つが、ファンがディオゴをたたえる歌でした。長年にわたり多くの偉大な選手を見てきたリバプールのサポーターが、ディオゴのために、これほどユニークなチャントを歌っているのなら、彼に特別な才能があるのは間違いないとすぐ分かりました」と、ジョッタに関する最初の思い出も振り返っている。
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そしてスロット監督は「時が来れば、ディオゴ・ジョッタを称え、彼のゴールを偲び、彼の歌を歌うでしょう。今は唯一無二の存在として記憶し、その死を悼みます。決して忘れられることはありません」と哀悼の意を評している。