【サッカー日本代表】北中米W杯メンバー26人予想、“当確”は!? 冨安健洋や伊藤洋輝の状態によっては、E-1出場組がキーマンに
東アジアE-1選手権の有望選手を組み入れての日本代表の7月時点での序列。(C)SAKANOWA
古賀太陽、安藤智哉、望月ヘンリー海輝、“点の取れるシャドー”ジャーメイン良にチャンス。
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は7月15日までに開催された東アジアE-1選手権で3戦全勝で2連覇を果たした。
北中米ワールドカップ(W杯)まではあと1年。果たして、日本代表メンバー26人(2022年のカタールW杯から変更)はどのような顔触れになるのか? 現状を整理して予想し、E-1選手権組の“抜擢”もあり得るか各ポジションごとに検証する。
GK:3人
◎ 鈴木彩艶(パルマ・カルチョ1913)
〇 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
〇 谷晃生(FC町田ゼルビア)
※当落選上
早川友基(鹿島アントラーズ)
ピサノ・アレックス幸冬堀尾(名古屋グランパス)
小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)
前川黛也(ヴィッセル神戸)
【ゴールキーパー】大迫敬介は今大会、韓国代表を完封。東京五輪組であるこの3人が現状では固い。アクシデントなどに備え、E-1選手権組の早川友基、ピサノ・アレックス幸冬堀尾がこのトリオに続く構図か。Jリーグ優勝などタイトル獲得に貢献できれば、チャンスはより広がりそうだ。
DF:9人!?
◎ 板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)
◎ 町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)
◎ 高井幸大(トッテナム・ホットスパーFC)
◎冨安健洋(無所属)
◎ 伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
〇 瀬古歩夢(グラスホッパー・チューリッヒ)
〇 長友佑都(FC東京)
△菅原由勢(サウサンプトンFC)
△渡辺剛(KAAヘント)
※当落選上
関根大輝(スタッド・ランス)
中山雄太(FC町田ゼルビア)
古賀太陽(柏レイソル)
安藤智哉 (アビスパ福岡)
鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)
望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)
荒木隼人(サンフレッチェ広島)
植田直通(鹿島アントラーズ)
毎熊晟矢(AZアルクマール)
【ディフェンダー】冨安健洋、伊藤洋輝は基本点には“当確”だが、長期離脱中でベストに戻せるかは未知数。もしも戦列に戻れたとしても、特に守備力では遜色ないタレントが求められる。古賀太陽、安藤智哉はそこに食い込む可能性が一気に浮上。3バック&4バックの併用で、望月ヘンリー海輝にもチャンスが出てきた。メガクラブ組が読めないのが本当に苦しい……。新戦力などの橋渡し役にもなる長友はもはや外せない。
MF:11人!?
◎ 三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)
◎ 久保建英(レアル・ソシエダ)
◎ 鎌田大地(クリスタル・パレス)
◎ 遠藤航(リバプールFC)
◎ 堂安律(SCフライブルク)
◎ 守田英正(スポルティングCP)
◎ 伊東純也(スタッド・ランス)
◎ 田中碧(リーズ・ユナイテッドFC)
◎ 南野拓実(ASモナコ)
〇 中村敬斗(スタッド・ランス)
△佐野海舟(1.FSVマインツ05)
※当落選上
旗手怜央(セルティックFC)
藤田譲瑠チマ(シント・トロイデンVV)
鈴木唯人(SCフライブルク)
三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)
稲垣祥(名古屋グランパス)
川村拓夢(レッドブル・ザルツブルク)
佐野航大(NECナイメヘン)
佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)
川辺駿(サンフレッチェ広島)
伊藤敦樹(KAAヘント)
【ミッドフィルダー】欧州組の中でも各リーグトップレベルでプレーしている選手が軒並み揃う。過去最強の中盤であるのは間違いない。「優勝」を目指すには、遠藤航、守田英正をどのように休ませるかが大切なポイントで、守備的ボランチが重宝されそう。稲垣祥の抜擢も十分あり得る。
FW:3人!?
◎ 上田綺世(フェイエノールト・ロッテルダム)
◎ 前田大然(セルティックFC)
〇 町野修斗(ホルシュタイン・キール)
※当落選上
浅野拓磨(RCDマジョルカ)
小川航基(NECナイメヘン)
ジャーメイン良(サンフレッチェ広島)
相馬勇紀(FC町田ゼルビア)
垣田裕暉(柏レイソル)
細谷真大(柏レイソル)
俵積田晃太(FC東京)
佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)
北野颯太(レッドブル・ザルツブルク)
大橋祐紀(ブラックバーン・ローバーズ)
山田新(セルティックFC)
【フォワード】久保建英との相性の良さと実績で、町野修斗が一気に浮上。E-1選手権5ゴールで得点王&MVPのジャーメイン良は、点がほしい時のシャドーストライカーとして、W杯直前に調子が良ければ食い込んできそうだ。若手の突き上げもほしい!!
W杯本番では、ラッキーボーイ的な選手の出現も、日本代表の立ち位置のチームでは上位進出に向けて不可欠である。9-11月シリーズでは、ワールドカップ・アジア最終予選ではなかなかチャンスのなかった欧州組の若手にも、チャンスが与えられていくと予想される。