FCバルセロナ、金曜日に出発へ。スペインメディアが報じる
2023年の一戦。古巣バルセロナ戦に挑む神戸のイニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「重大な契約不履行」によるツアー中止発表から1日…。
日本ツアー中止を発表していたスペイン1部FCバルセロナだが、7月25日に現地を出発するスケジュールで、最終調整に入ったという。スペインメディア『スポルト』が報じた。
同メディアによると、当初の予定より1日延期した金曜日11時、チャーター機で現地を出発することで、クラブ全体で調整しているという。ギャランティの支払いなどの問題も「現実的なポイント」で決着したそうだ。
「クラブは金曜日にツアーへ出発するため準備している」として、午前9時には空港に到着。11時には日本へ向かう予定ということだ。
ただし、やはりクラブからの正式な声明が発表されるまで……。さらには飛行機が日本に到着するまでは安心できないか。
バルセロナは24日、「重大な契約不履行」を理由に日本へのツアー中止を公式サイトで発表。韓国での2試合に関しては条件が満たされれば実現する可能性があると示唆していた。
その中止の理由だが、同メディアによると、当初、アジアツアーの共同主催者となっていた韓国のD-DRIVE社は、一方の主催者である日本企業のヤスダグループ社の支払い未納、虚偽の書類が繰り返し提出されるなど詐欺行為があったと発表していた。
そうしたなか、チケット販売を「楽天チケット」で請け負っていた楽天が事態の収拾へ動いた。そして未納金を支払うことで合意、その支払い方法もクリアになったと見られるということだ。
また、ヴィッセル神戸は7月25日早朝、クラブ公式のSNSアカウントで、次のようにアナウンスしている。
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「現在、当クラブはFCバルセロナと密に連携を取り、協議を重ねておりますが、今後のご案内までにもうしばらく時間を要する状況でございます。皆さまには、長らくお待ちいただいておりますこと、また、ご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。今後のご案内につきましては、決定次第、クラブ公式サイト等でお知らせいたしますので、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます」