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中居正広さん側が劣勢に…一体なぜ!? 被害女性との経緯明らかも「守秘義務違反に該当しない」河西弁護士が分かりやすく解説

中居さんの代理人が声明を発表。※スクリーンショットにて一部を掲載。https://tmlo2025.com/20250806-1600.pdf にて全文が公開されている

ユーチューブ公式チャンネルにて、ポイントは「名誉毀損で訴えるとは一切言っていない」。

 フジテレビのコンプライアンス問題を巡る第三者委員会の報告書で女性A子さんへの「性加害」があったと公表され、芸能界からの引退を決めた元タレント中居正広さんを巡る人権の問題だが、週刊誌がこのほどA子さんの受けた被害を「通知書」をもとに発表。女性に対する行為が赤裸々になり、中居さん側が改めて窮地に立たされた。

 今回の報道に対し中居さんの代理人弁護団が8月6日、週刊誌電子版の記事に対し反論の声明を公式サイトで発表。さらに被害女性側の弁護士もその見解に異を唱えるなど、再び対立構造が深まっている。

 テレビ番組での解説などに定評ある河西邦剛弁護士は8月7日、自身のユーチューブ『【弁護士】河西ちゃんねる』で、この件について詳しく解説している。まず今回話題となっている『通知書』だが、これは被害女性側の弁護士が中居氏側の弁護士に二人が会った際のやりとりなどの情報をまとめたものを送っていて、両者の守秘義務が締結される前に送付されていた。そのため守秘義務違反に「該当しないのは明らか」ということだ。

 しかも、今回は「番組関係者がこの記事を持ち込んだ」ということになっているそうだ。このあたりは様々な推察や憶測を呼んでいるものの、被害女性サイドの反応からすると、決して偽造などの類ではないことも分かる。

 中居さんサイドは「書き⼿の⼀⽅的な認識を記載するもの」で、「(中居さんの)認識とは大きく異なるもの」と主張している。その反論は当然ではあるものの、河西弁護士は「名誉毀損で訴える、とは一切言っていません」として、そこを今回の対立のポイントに挙げる。

 河西弁護士は「訴訟提起すれば、逆に文春から『これは真実です』と反論・反証されることで、中居さんにとって、よりダメージが重くなり、名誉回復どころか、さらに名誉が侵害される可能性がある」と説明。そのために「そうしたストレートな表現はしていない」と推察している。

 もしも、この件が法廷の争いに持ち込まれた場合には、守秘義務が解除されることになる。ただ女性側がより「リアリティを伴った主張をしてくることがあり得る」という。

 当初、中居さんサイドは「一般的な性加害」とは異なるとして、フジテレビの第三者委員会に対し、中居さんの人権回復を求めていた。そうしたなか、元大阪府知事の橋下徹氏が、恋愛のもつれがあったと両者の関係について言及したあたりから、こうした展開につながってきてしまったと言える。

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 女性が受けた想いを変えることは不可能と言える。中居さんサイドの対応が注目される。