ロシアW杯以来のAマッチ登場の大迫勇也が強調。化学反応が起きるのはここからだ
パナマ代表戦でCFとして先発した日本代表の大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ほぼ初顔合わせとあって、「合わないのが普通。みんなでもっとチャレンジし続ける」。
[キリンチャレンジカップ] 日本代表 3-0 パナマ代表/2018年10月12日/デンカビッグスワンスタジアム新潟
日本代表のFW大迫勇也がパナマ代表戦で、ロシア・ワールドカップ以来となる国際Aマッチのピッチに立った。4-2-3-1のセンターフォワードとして66分までプレー。若きアタッカー陣の力を引き出しながら2-0としたところで、北川航也と交代した。
「ワールドカップが終わって、ほぼほぼ初めてやるメンバーだったので、そこの難しさはありました。ただ、ここから絶対に良くなっていきます。もっともっとチャレンジし続けたいと思いました」
「なかなか今日は足が地についていた感じがせず、個人的には良くなかったのは事実です。また切り替えて臨みたい。(可能性は感じた?)正直、まだ(周りの)ボールの持ち方やタイミング、角度とか分からず、チームとしても半数以上代わっているので、合わないのが普通。これから擦り合わせて、次、相手のレベルも上がるので、いかにトライするかが大事になってくると思います」
この日他に先発したロシアW杯メンバーは槙野智章、原口元気のみ。初顔合わせのメンバーも多かっただけに、大迫はそのように振り返った。
「(手応えは)相手が相手だったので、正直分からないところはありました。まあ……次、また課題が見えてくると思います」
そのようにこの日はあくまでも”顔見せ”だったと強調。そのなかで大迫が悪いながらも最前線に立って相手を引き付けることで、南野拓実や伊東純也のゴールを間接的にもたらした。良い形で、次――16日のFIFAランキング5位のウルグアイ代表戦へとつなげられた。
本当の化学反応が起きるのはここからだ。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI