中村敬斗は「スタッド・ランスに残留するはず」その理由とは? ベシクタシュ獲得には「5億円以上」上乗せが必要か
中村敬斗 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
『レキップ』が報じる。5大リーグの移籍マーケット終了も、トルコは9月12日まで。
フランス2部(リーグ・ドゥ)スタッド・ランスのサッカー日本代表FW中村敬斗(Keito NAKAMURA)を巡る動きだが、今なお混とんとした状況が続いている。
フランスの大手『レキップ』は9月1日、スペイン1部ビジャレアルCFが中村の獲得に向けて1800万ユーロ(約31億円)でオファーを提示したが、スタッド・ランスはこれを拒否したと報じた。ビジャレアルはジョージア代表ジョルジュ・ミカウターゼを獲得するオペレーションを成功させ、さらに中村の補強にも動いたという。
このスタッド・ランスの態度により、同メディアは、「中村はスタッド・ランスに残留するはずだ。ベシクタシュの猛追がない限りは」と報じている。
というのも、12日まで移籍マーケットが開いているトルコのベシクタシュだが、中村獲得に1500万ユーロ(約26億円)でのオファーを提示していたと言われる。
つまり、ベシクタシュより300万ユーロ(5億1000万円)上乗せしたオファーに、スタッド・ランスが応じなかったためだ。しかもベシクタシュはUEFAカンファレンスリーグプレーオフでFCローザンヌ・スポルトに敗れ、ヨーロッパカップ戦への出場を逃している。一つ目標を失い、当初予定された過密日程にならなくなった(中村獲得が先延びになっていたのも、この結果を考慮したかったためか)。
同メディアは、カンファレンスリーグに選手登録する場合、9月3日までに獲得しなければいけなかったが、トルコリーグのみであれば12日まで大丈夫だとも言及している。
ベシクタシュがそれでも中村を必要とするかどうか。5億円以上、条件を引き上げることはあるのか!? もちろん、そもそもスタッド・ランスが設定されている満額(あるいはそれに近い)の移籍金でない限り、交渉に応じないことも考えられる。
フランス・リーグ・ドゥ開幕から欠場の続く中村は、9月シリーズに臨んでいる日本代表のメンバーからは選外となっている。
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また、ベシクタシュはトルコ国内リーグ、1勝1敗のスタートに。さっそく正念場を迎えている。