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【浦和】イサーク・キーセ・テリンが加入会見。イブラヒモヴィッチともプレー、楽しみなグスタフソンとのスウェーデン代表コンビ「素晴らしいパスが来ると思う」

新加入会見に臨んだ浦和のイサーク・キーセ・テリン。(C)SAKANOWA

幼少からの憧れは、ルーツが共通するヘンドリック・ラーション。日本の熱波は「アブダビより暑い」。

 J1リーグ浦和レッズに加入した元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリン(Isaac Kiese Thelin)が9月5日、加入記者会見を行い決意を示した。

 スウェーデンの強豪マルメFFと契約中だった7月末に双方合意のうえ退団し、フリートランスファーに。そして「ビッグクラブであり、アジアの日本でプレーできることにも興奮しています」と浦和との契約を結んだ。

 キーセ・テリンは通算二度のリーグ優勝など4つのタイトルをマルメにもたらしたなか、「新しいチャレンジに向かうタイミング」だと決断を下した。

「アメイジングな時間を過ごせたマルメを、とても愛していました。様々なタイトルを獲り、素晴らしい経験をできました。ただし、去る時が来たなという感情でした。新しい挑戦に向かっていくタイミングで、感情的にはなりましたがこの選択は間違っていなかったと実感しています」

 浦和のチームメイトとなるサミュエル・グスタフソンとは、グスタフソンが来日する直前にもスウェーデンリーグで対戦している。

「サミュエルは、非常に対戦するのが難しい選手でした。プレッシャーを掛けに行くと、常にパスコースを見つけられてしまい、自分の背中にいる選手へ通されてしまいましたね。常に気を付けていなければいけない、とてもスマートで頭のいい、とても良い選手だと思います。パス能力が非常に高いです」

 スウェーデン代表で実績のある二人が、今度はチームメイトになる。浦和の新たなホットラインとしても期待される。

「チームメートとして一緒にプレーできるのはとても嬉しいです。相手にしたら、やはり厄介ですから。彼から素晴らしいパスが来ると思います。ピッチ内のみならず外でも良い関係性を築きたいです」

 スウェーデン代表で33試合・5得点の実績があるキーセ・テリンは、5歳からサッカーをはじめ、父がアフリカ出身で母がスウェーデン出身とルーツ的に共通点のあるヘンドリック・ラーションに憧れてきたという。また、スウェーデンのもう一人の伝説であるズラタン・イブラヒモヴィッチとは一緒にもプレーしていて、「運よく素晴らしい経験を積めてきたのは幸せなことでした」という。

 背番号は「99」。 マルメ時代の「9」を二つ並べた数字を選択した。

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 キーセ・テリンは1992年6月24日生まれ。スウェーデン出身、190センチ・85キロ。RSC アンデルレヒト、SKベフェレン、バイエル・レバークーゼン、マルメなどでプレーしてきた。アラブ首長国連邦(UAE)のバニーヤースSCにも所属しているが、日本の猛暑を問われると「アブダビより暑い」と少し驚いている。

Posted by 塚越始