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【日本代表】森保監督が語った米国戦シャッフル起用の意図とは?「全部俺の責任」「ぐちゃぐちゃにしながら、さらに形を変えて…」

日本代表の森保一監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ユーチューブ『JFA TV』で、試合直後の円陣の様子を公開。

 日本サッカー協会(JFA)は9月13日、ユーチューブの『JFA TV』で、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のアメリカ遠征での米国代表戦(●0-2)に臨んだ際の「Team Cam vol.03|先発総入れ替えで臨むも悔しい敗戦、アメリカ戦の舞台裏」を公開した。

 そのなかで試合直後の円陣で、森保一監督が選手たちに語りかけたシーンが紹介されている。

 メキシコ戦(△0-0)から中2日、オークランドから時差3時間あるコロンバスへ移動し、スタメン11人を総入れ替え。ほぼ半数の選手が所属先でもプレーしていないポジションに入ると、案の定、チームとして機能せず。選手たちも力を発揮し切れずに0-2で敗れた。2試合ノーゴールとあって、より消化不良となった。

 指揮官は「この敗戦は全部俺の責任。申し訳ない。みんなが短い期間の中で準備をしてくれて、チームをぐちゃぐちゃにしながら、さらに形を変えて。もっと力を出せる選択をしても良かったかなと思うなか、いろんなことをガラっと変えて戦ったことについて、それはもう俺の責任」と強調している。

 そのうえで森保監督は、最後まで闘い切った選手たちに感謝。今回のシャッフル起用の意図について、次のように説明している。

「ぐちゃぐちゃにしてやったと言ったが、固定された11人や数人だけでワールドカップを獲れると思っていたら大間違い。2チーム分、3チーム分ぐらいが絶対に要るし、それは間違いない。相手の対策を上回っていくためにはシステムや人の変化が必要で、そこは絶対にトライしていく。みんなも大変かもしれないけれど、その志を持ってワールドカップへ突き進んでいきましょう」

 そしてビッグセーブを続けたGK大迫敬介へ「ありがとう。最後止めてくれたから、試合が最後まで続いて、攻撃の気持ちも切れなかった」と改めて感謝している。そして、森保監督は「こういう気持ちを全員で持って続けていきましょう。みんなチームに帰って、いつも言っている通り、まずは俺らに“選ばせる”っていうパフォーマンスを見せてほしいと思います。ありがとうございました」と締めくくり、所属先でのアピールを要求している。

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 北中米ワールドカップ(W杯)まであと9か月、チーム内に確立された序列に何かしらの刺激を与えたいためのトライだったようだ。しかし、ならば大胆なりにも意義のあるやり方があっただけに、もったいない90分になってしまった。