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【鹿島】鈴木優磨の献身に湘南戦決勝弾のチャヴリッチが感謝「相手は優磨に集中していた」。週末は浦和戦!

鹿島の鈴木優磨(左)とチャヴリッチ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「その判断を下せるところもスペシャルで、感謝しています」

[J1 30節] 浦和 – 鹿島 / 2025年9月20日19:00 / 埼玉スタジアム

 鹿島アントラーズは9月13日のJ1リーグ29節、チャヴリッチ、濃野公人、レオ・セアラのゴールで、湘南ベルマーレに3-0の勝利を収めた。チームは2位に浮上し、首位の京都サンガF.C.と勝点55で並んだ。そして今週末20日、アウェーで浦和レッズとの一戦に臨む。
 
 湘南戦の後半開始早々の48分だった。樋口雄太のインターセプトから連動し、レオ・セアラ、鈴木優磨を経由、最後はチャヴリッチが冷静にコントールショットを沈めてみせた。
 
「3点決められれて、さらにそれ以上にチャンスがあったので、見に来てくれた方々も楽しめた試合になったと思います」
 
 そのように試合を振り返ったチャヴリッチは自身の先制点について、「自分は押し込むだけのゴールで、(鈴木)優磨のプレーがあったからこそでした」と直前に、相手ディフェンダー2人を引き付けて後方のパスを選択したエースの判断に感謝した。
 
「優磨本人は今日ゴールがなかったけれど、チームにとって特別な選手であるのは明らかでした。相手が優磨のほうに集中していたからこそ、自分のところにフリーでボールが来て、スペースもありました。その判断を下せるところもスペシャルですし、感謝しています」
 
 そのようにチャッキーは勝利のためのエースの献身を称賛していた。
 

「立ち上がりのいい時間帯にチャンスを作れて、そのあとボールが回らなくなる時間帯が続いたものの、そこでロングボール一辺倒にならなかったことが良かったと思います。ハーフタイムには監督からチャンスを作れる状況は必ず続き、そこで決め切るかどうかが勝負の際になると伝えられていました。焦れずに戦い続けられたことが結果につながったのが良かったと思います」

 熱さや激しさのなかに冷静さも備え、3ゴールを奪っての勝利に――。チャブリッチにとってリーグ戦では4月29日の横浜FC戦以来の今季3点目に。しかもホームゲームでは今シーズン初ゴールとなった。

 20日の埼スタでの浦和戦は、5万8000枚以上のチケットが発券されている。多くの鹿島サポーターも来場することが見込まれている。

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 この決戦(ダービー)は実に7試合連続ドロー中である。ここで白黒はっきりさせる、チャブリッチの2試合連続ゴールが飛び出すか。

Posted by 塚越始