【鹿島】FW知念慶、昌子源とのマッチアップに「強かった。全部潰された」

サカノワスタッフ

2025年6月23日

鹿島の知念慶。写真：松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

ストライカーでの起用に「練習では結構フィーリングが良かったんですけど…」。

[J1 21節] 町田 2-1 鹿島/2025年6月21日16:03/町田GIONスタジアム

　J1リーグ21節、鹿島アントラーズはFC町田ゼルビアに1-2で敗れ、リーグ3試合ぶりの黒星を喫した。2位柏レイソルと3ポイント差、1試合消化の少ない3位ヴィッセル神戸とは5ポイント差と、それぞれジワリと接近している。

　61分から投入された知念慶は今回、FWのポジションに入った。

「（ベンチから見ていて）前半は特につなぐことに固執し過ぎているなとは感じていました。後半、僕が入ったあとシンプルに背後を突く形やロングボールを増やしましたが、自分自身も貢献できなかったので、しっかり反省して、試合の入りから良い試合ができるように準備したいです」

　前半の戦いぶりに「自分たちからプレスにハマりに行くような形になっていました」と感じていたという。

「ベンチでも話していました。特に最初の15分ぐらいは勢いのある相手を裏返す形が効果的かなと思いました。前線にはそういうボールに強い選手もたくさんいるので、そこで勝負しても良いのかなと話していました」

　鬼木達監督のもと、パスを徹底的につなぐ地上戦にこだわるのか、あるいはロングボールの空中戦も効果的に使うのか。そのあたりがリーグ優勝に向けて、終盤戦の一つカギとなりそうだ。

「そこは自分たちで話しながら解決できる部分はあるので、良い教訓になったと受け止めています。今日と同じようなシチュエーションがあれば、自分たちで解決できたらいいなと思います」

　久々のFWでのプレーとなった。手応えは得ていただけに……知念は悔しさを噛み締めていた。

「練習では結構フィーリングが良かったんですけど、試合になるとやっぱり難しかったです。起点を作れずかなり潰されました。（昌子）源くんが強かったです。全部潰されたと思うぐらいです。ヘディングでのチャンスがあったので、そこを決められるようにしたいです」

　むしろ昌子との今回のマッチアップを生かして――。知念が次こそはゴールを決める。

　鹿島は28日、ホームに戻りファジアーノ岡山と対戦する。