現地メディアが指摘、三笘薫 不調の原因とは? 「軽い打撲」のみならず…
三笘薫 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「これまで左サイドにいたのは…」。ウルブス戦は果たして間に合うか。
[プレミアリーグ 7節]ウルブス – ブライトン/2025年10月5日/モリニュー・スタジアム
イングランド・プレミアリーグ7節、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCがアウェーでウォルバーハンプトン・ワンダラーズFC(ウルヴス)と対戦する。日本時間5日22時キックオフ。
ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督が10月3日、この試合に向けた公式記者会見に臨み、負傷を抱える三笘薫が日本代表を外れたというトピックとこれまで調子が上がらずにいる要因について語った。
ブライトンの地元メディア『サセックス・ワールド』によると、三笘は「軽い打撲」による痛みを抱えていて、リーズ戦前にも試合出場の可否を判断するため検査を受けるそうだ。状態が完全とは言えず、来週にパラグアイ代表、ブラジル代表との対戦が組まれている日本代表の選外となった。同メディアも「今季のミトマは最高の輝きを放てていない」と指摘している。
記者会見で三笘の「不調」について問われると、指揮官は、昨季までブライトンの左サイドバックを担ったペルビス・エストゥピニャンがACミランに移籍したことを要因に挙げた。
「私たちの(戦術的な)アプローチは変わっていません。ただ、選手は変わりました。カオルはペルビスと一緒に長くやってきましたが、現在、新たなチームメイトとプレーしています。その変化の影響はあると思います。新たなコネクション(つながり)を見つけなければいけない。だからこそ、ピッチ上のつながりがいかに重要であり、信頼し合うことの大切さを、全員に強調しています」
そのように左サイドで一緒にプレーし、三笘を誰よりも理解していたエストゥピニャンの移籍が、少なからず今季のパフォーマンスに影響していると明かしている。これは現在、伊藤洋輝らが不在になっている日本代表にも通じる話かもしれない。
三笘は今季これまでリーグ全6試合に出場しているが、1ゴールしか奪えずにいる。
「ペルビスとカオルは長い間一緒にプレーしてきたから、お互いをよく知っているし、動きも分かっていたと思います。マキシムも、フェルディもそこでプレーしています。常に選手は入れ替わっていくものであり、連携を探る必要があります」
ブライトンの左SBは、ベルギー代表DFマキシム・デ・カイペルが開幕から担ってきたが負傷し、その後、トルコ代表フェルディ・カディオグルがプレーしてきた。