【サッカー日本代表】ベスト布陣考察。遠藤航が不在…森保ジャパンの軸は好調な“あの3人”。ブラジル代表&パラグアイ代表に挑む
日本代表の10月シリーズ最強布陣考察。(C)SAKANOWA
W杯本番で、遠藤航と守田英正を欠くことも想定したい。
[キリンチャレンジ杯]日本代表-パラグアイ代表/2025年10月10日 19:20 /パナソニックスタジアム吹田
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が10月シリーズのキリンチャレンジカップ(10日パラグアイ代表戦@パナソニックスタジアム吹田、14日@ブラジル代表戦@東京スタジアム)に挑む。
FIFAランキングは、ブラジル6位(南米2位)、日本19位(アジア1位)、パラグアイ37位(南米6位)。
森保一監督のもと日本代表は、負傷を抱える三笘薫や守田英正が招集されず。さらに板倉滉、遠藤航が週末の試合でケガを負い代表活動への参加を辞退した。久保建英も足首のケガを抱えたなかでの参戦になる。
さらに冨安健洋、伊藤洋輝、町田浩樹、高井幸大とセンターバック陣がリハビリ中で不在だ。
心配なのは、メガクラブで存在会を示してきた彼らが北中米ワールドカップ(W杯)の時点で、ベストコンディションで臨めるかどうか。
4年前のカタールW杯では、直近でケガをしていた選手たちがギリギリで間に合う結果を残した。ただ同じような展開に持ち込ると思うのは早計だろう。
招集されている26人の中での“ベスト布陣”を考察したい。
いま最も好調な選手は、プレミアリーグ9月月間最優秀選手賞にノミネートされた鎌田大地、オランダ1部得点ランキング1位(8試合・8得点)の上田綺世、その最終ラインを支える渡辺剛の3人だ。さらに国内組であれば、首位に立つ鹿島アントラーズのGK早川友基も挙げられる。
このパラグアイ&ブラジルという豪華な南米強豪との対決で結果を残したいのであれば、欧州組のこの好調な3人の同時起用は見たいところだ。
周囲に合わせてしまいがちである上田だが、その特長を引き出せる中盤や最終ラインの組み合わせを模索する段階とも言える。
そう考えると、渡辺剛とのフェイエコンビは、むしろW杯を見据えて代表でも連係を高めたいところ。そこに鎌田も絡んでいければ、上位進出への突破口を見出せるのではないか。
アジア予選では鉄壁を築いた遠藤航と守田英正のボランチコンビだが、いずれも負傷を抱える。これまでの実績により“最強”と目される二人だが、W杯に最高の状態で迎えられるかは分からず、むしろ、新たな中盤のバランスを見出す機会が訪れているとも言える。
アメリカ遠征に続いて、森保監督は4バックと3バックの併用をテーマに挙げる。左サイドバックのスペシャリストを(何なら複数人)招集せずにいるのは疑問点の一つではある。
せっかくの機会に関わらず、本気でブラジルに勝とうという気概が感じられないのは少々物足りなさも感じる(謙虚に臨んで勝つというスタンスもありだが……)。
関連記事>>【サッカー日本代表】パラグアイ戦スタメン予想。久保建英はブラジル戦へ温存か。“第2GK争い”早川友基の起用も!?
ブラジル代表のロドリゴ、ヴィニシウスを本気で止めに行く。そのうえで、どのようにブラジルゴールを攻略するのか。そのような陣容と戦術的なアプローチを期待したい!