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久保建英は『完治』を優先すべき。現地メディア「事態は深刻になり始めている」と懸念

レアル・ソシエダでの久保建英。写真:ムツ・カワモリ/アフロ

1か月以上、満足にプレーできず。

[スペイン1部 10節] R・ソシエダ – セビージャ/2025年10月25日(現地24日)/レアレ・アレーナ

 スペイン1部リーグ10節、レアル・ソシエダがホームでセビージャFCと対戦する。日本代表としてブラジル代表戦で先発して歴史的勝利に貢献した久保建英だが、インターナショナルマッチウィーク明け、2試合連続で欠場する可能性が出ている。

 スペインに戻ったあとソシエダのセルヒオ・フランシスコ監督は久保の左足首の状態について「以前より良くなっている」と語っていた。しかし中断明け初戦のセルタ・デ・ビーゴ戦を欠場(1-1)。

 現地報道によると試合前日のトレーニングで再び痛めたと見られるという。さらに20日、22日のチーム練習にも加わっていない。

 そのため今回、現地金曜日に組まれるセビージャ戦も欠場するのでないかと見られている。

『ムンド・デポルティボ』は10月22日、「久保の警鐘」と題したレポートを掲載。24歳のレフティが1か月以上負傷を抱えてプレーしている現状を問題視している。

『完治』を優先すべきであり、「今回の試合で仮に戻れても、最低限のレベルで奇跡的に間に合うかどうか」「練習に戻った段階で、また出場可能かどうか判断するのだろう。それでは完全に信頼できる状態にあると言い難い」と、ケガをかばっては離脱を繰り返す起用に疑問を投げ掛ける。

 また、指揮官が一旦久保の『回復』を公言しながらの再離脱とあって、同メディアは「事態は深刻になり始めている」と警鐘を鳴らしている。

 そのうえでセルタ戦で起死回生の同点弾を決めたカルロス・ソレール、徐々にフィットするゴンサロ・ゲデスの状況に触れ、久保不在時でも戦える陣容づくりも求められていると主張している。

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 レアル・ソシエダ 対 セビージャの一戦は日本時間10月25日4時から行われる。