【移籍】清水エスパルスが韓国代表DFパク・スンウクを獲得へ「近日中に正式発表」
トッテナム・ホットスパーとの親善試合に出場した際のパク・スンウク。写真:ロイター/アフロ
大学卒業後、セミプロからスタート。韓国代表まで上り詰める。
J1リーグの清水エスパルスが、Kリーグの浦項スティーラーズに所属する韓国代表DFパク・スンウク(Seung-wook Park)を獲得することで合意に達したという。 『フットボール・アジア』が12月19日に報じた。
同メディアによれば、「関係者」の話として、両クラブ間の移籍金交渉はすでに完了し、パク・スンウクも個人条件で合意。あとはメディカルチェックをパスするのみで、近日中に正式発表される見込みということだ。
パク・スンウクにとって、これがプロキャリア初の海外移籍となる。
パクは1997年5月7日生まれ、韓国出身の28歳。鶴城高校、東義大学を卒業後、すぐプロ契約を得られず、2019年にセミプロである3部相当の釜山交通公社で新たなキャリアをスタート。2021年7月、浦項のキム・ギドン監督の目に留まり、トレーニングマッチをきっかけに加入が決定した。
そこから急速にチームに順応して主力にも定着。AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の舞台にも立ち、評価を一気に高めた。
両サイドバック、センターバック、さらにボランチまでこなす高い汎用性が最大の武器だ。兵役期間中の金泉尚武在籍時も安定したパフォーマンスを披露し、2024年6月のシンガポール戦で韓国代表デビュー。途中出場ながら1アシストを記録し、これまで代表通算5試合に出場している。
欧州、中東、中国など複数のオファーが届いていたなかで、ワールドカップ出場という目標を見据え、日本での挑戦を選択したということだ。アン・ジョンファンやチョ・ジェジンら、韓国代表のスター選手が過去に在籍した実績も、移籍決断を後押ししたそうだ。
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清水は2025シーズン、前半戦こそ好調だったが最終的にはリーグ14位に終わった。14位だった失点数(51失点)をいかに減らすかがテーマであり、パク・スンウクが特別大会、さらに2026-27シーズン、上位進出へのキーマンとなる。




