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【サッカー日本代表】AFCがアジア版「ネーションズリーグ」を新設へ。いつから、どんな大会に!? FIFAインターナショナルマッチウィンドウを有効活用へ

ガーナ戦に臨んだ日本代表のスターティングイレブン。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

親善試合の対戦相手確保が難しく移動コストもかかるアジア諸国をサポートするための施策に。

 アジアサッカー連盟(AFC)は12月21日、『AFCネーションズリーグ(仮称)』を新設する方針を明らかにした。加盟している47の国・地域のサッカー協会を対象とした新たな代表チームの大会で、来年から期間が拡大されるFIFAインターナショナルマッチウィンドウを有効活用し、定期的かつ計画的な国際試合を実施する枠組みとなる。

 AFCは近年、クラブ大会改革を進めてきた流れを踏まえ、代表チームの分野でも持続可能で競争力のある環境づくりを推進している。多くのアジア諸国では、親善試合において対戦相手の確保が難しく、渡航コストや日程調整の負担が増大していることが課題とされてきた。

 その解決策として検討されたのが、欧州のUEFAネーションズリーグをモデルとした新大会だ。AFCによると、レベル別のカテゴリー制を導入し、実力が近い国同士の対戦を実現。試合の競争力を高めるとともに、中央集権的な運営によってコスト削減や日程の安定化を図る狙いがある。

 AFCのウィンザー・ジョン事務総長は、「AFCネーションズリーグは、加盟協会を支援するうえで重要な一歩になる。明確な競技的インセンティブと安定したカレンダーを備えた大会を通じて、代表チームが質の高い試合を継続的に戦える環境を整えたい」とコメント。商業パートナーや放送関係者からも高い関心が寄せられているという。

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 具体的な大会方式や開始時期については、今後AFCの関連委員会や各国協会との協議を経て決定される予定。アジア版ネーションズリーグの創設は、代表戦の在り方そのものを大きく変える可能性を秘めている。