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レアル・マドリードと「交渉開始」、久保建英のソシエダ移籍なるか

ガーナ戦でゴールを決めた日本代表の久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「両者の接触はすでに行われた」

 スペイン1部レアル・ソシエダが、レアル・マドリードに保有権があり昨季RCDマジョルカでプレーした日本代表MF久保建英の獲得に向けて交渉をスタートさせた。スペインメディア『アス』が6月24日、「最初の接触が行われた」と報じた。ただし具体的な話し合いはこれからで、再びレンタル移籍、あるいは完全移籍――そこでも綱引きが行われそうだという。

 久保は2024年6月までレアル・マドリードと複数年契約を結んでいる。2022-23シーズンは4年目、その先を見据えると、契約満了も近くなるため確かに「完全移籍」も一つ選択肢に入ってくる。

 そうしたなか今回の記事では、「レアル・ソシエダとレアル・マドリードの最初の接触が行われたが、両者の立場を確認しただけで交渉が前進したわけではない。ただ容易ではない決定的合意に達する可能性に向けた第一歩を踏み出したと言える」と、久保を巡って“第一歩”の動きがあったと伝える。そのうえで、レアル・マドリードが最優先したいのは、新たなローン先を探すことだということだ。

 レアル・ソシエダは過去2年間獲得へ名乗りを上げてきたが実現せず。3年連続で熱烈なラブコールを送り、若いタレントを育成していくプロジェクトを進めていくため、久保を完全移籍で欲している。

 が、「マドリードは値下げしてまで売る必要がない」と見ている。そこで妥協点として、「レンタル+買い取りオプション」が提示されるのではないかと展望する。

 両クラブの関係は良好とのこと。そこで「最終的に合意につながる可能性もある」ということだ。

 レアル・ソシエダは2021-22シーズン、17勝11分10敗(40得点・37失点)の勝点62で6位。新シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を得ている。久保は同シーズン、リーグ27試合・1得点、公式戦通算30試合・2得点を記録。日本代表では通算18試合・1得点。

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