元日本代表FWが強化担当のシンガポールチーム、日本人監督を巡り無許可就労の疑いで当局調査、すでに罰金処分との報道
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違法だった場合、雇用主側にも最大375万円の罰金または12か月の禁錮、その両方が科される可能性も
シンガポール1部BGタンピネス・ローバーズの新指揮官に就任した喜熨斗勝史監督(Katsuhito Kinoshi)を巡り、無許可就労の疑いでシンガポール当局が調査に乗り出しているという。現地の日刊紙『ストレーツ・タイムズ』が4月9日に報じ、10日にアップデートしている。
同紙によると、シンガポール人材開発省(MOM)は、喜熨斗監督が「有効な就労ビザを持たずに業務に従事していた可能性」について調査を進めているという。シンガポールでは外国人が就労する場合、有効なワークパスの取得が義務付けられており、違反した場合は最大2万シンガポールドル(約250万円)の罰金や最長2年の禁錮刑が科される可能性がある。さらに、就労禁止措置が下される場合もある。
また、無許可で外国人を雇用した場合、雇用主側にも最大3万シンガポールドル(約375万円)の罰金または最長12か月の禁錮刑、あるいはその双方が科される可能性があり、クラブ側の責任も問われる事態となっている。
実際にクラブはすでに処分を受けている。4月7日にはシンガポールサッカー協会により、タンジョン・パガー・ユナイテッドとともに2000シンガポールドル(約2万円)の罰金が科された。喜熨斗監督が「無許可の人物」として公式エリアに立ち入ったことが問題視されたためだ。
スポーティングディレクター(SD=強化責任者)を担う元日本代表FW李忠成氏(副会長兼任)に招へいされた喜熨斗監督は、正式就任前からスタンドで指示を出す様子やトレーニングへの関与が確認されており、こうした行為が今回の問題につながったと見られている。なお、同監督はこの件についてコメントを控えている。
一方、クラブ内部の混乱も続いている。BGタンピネスは今季すでに4人目の監督を迎えており、短期間での指揮官交代が続いてきた。そうした状況のなかでの新体制発足となったが、ピッチ外の問題が大きく影を落としている。
それでも喜熨斗監督は「結果と内容でファンを団結させるしかない」と語り、巻き返しへの意欲を示している。ただ、まずは法的問題の行方が、今後の指揮体制に大きな影響を与える可能性がある。
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