ガクポvs冨安健洋、森保監督がW杯へあきらめない理由。日本代表のまさにラストピース

オランダ代表のガクポ(左)と日本代表の冨安健洋(右。(C)AP/AFLO

グループステージ突破&上位進出へ、目指すは初戦オランダ代表に無失点勝利

 FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)の開幕が迫っている。グループFに入ったサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の初戦は大会4日目の6月15日(日本時間5:00)、テキサス州アーリントンのダラス・スタジアムで行われるオランダ代表戦だ。

 日本の森保一監督は、アヤックス・アムステルダムに所属するDF冨安健洋の招集をあきらめていない。3月シリーズは招集直前のケガで不参加となった。ただ、アーセナルFC時代に負った大ケガからカムバックを果たし、ピッチに立てば明らかな違いを見せつけている。

 冨安が間に合えば――。初戦オランダ代表との一戦、実に大きな存在になり得る。

 最も警戒すべきは、リバプールで活躍するコーディ・ガクポだろう。ロナルド・クーマン監督率いるオレンジ軍団において、ガクポは4-3-3の左ウイングでの起用が有力視される。強靭なフィジカルと推進力、そしてゴールを陥れるカットインの威力は世界トップクラスを誇る。

 日本が守備に回った際、このガクポをいかに沈黙させるか。それは、まさに勝負の分かれ目となる。

 冨安が3バックの右(右ストッパー)に配置されれば、中央の攻撃に対応しつつ、仕掛けてくるガクポと対峙する構図になる。万全であれば世界屈指の対人能力を有すると言っても過言ではない冨安がいれば、まさに日本の最も危険なエリアで、そのスーパーウインガーを抑えることができる。

 加えて展開によっては、冨安を右ウイングバック(WB)に起用するオプションも浮上する。オランダの攻撃のキーマンを完全に孤立させることもできるはずだ。

 カタールW杯では、最終的に勝利できたとはいえ、ドイツ代表に前半は圧倒された。日本として警戒したいのは、あっさりと失点してしまうこと。それだけに、苦しい時こそチームを助けられる、そんな冨安の力が必要とされる。

 確かに今の日本は、たとえ失点を喫したとしても、逆転を期待できるほどチーム力は向上したと言える。とはいえ、オランダの最終ラインには世界最高のCBフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)が門番のように構える。大量点を望むのは酷と言える。

 むしろ――。強豪オランダを無失点で封じて、グループステージ突破のみならず、上位進出への確かな一歩を踏み出す。冨安はそのための「ラストピース」に他ならない。

【2026北中米W杯 グループF 第1戦】
オランダ代表 vs 日本代表
2026年6月15日(月)
5:00キックオフ(日本時間)
会場:ダラス・スタジアム
(アメリカ/テキサス州アーリントン)

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