【浦和】田中達也監督が語った指導者像、メンバー選考…「健全な競争、調子のいい選手を見逃さない目を大切にしたい」

取材に応じた浦和の田中達也監督。(C)SAKANOWA

「今まで出会った指導者のいいところを少しずつ出せれば」

[J1百年構想リーグ 地域ラウンド15節] 柏 – 浦和/2026年5月6日19:00/三協フロンテア柏スタジアム

 特別大会「J1百年構想リーグ」地域ラウンド第15節、浦和レッズの田中達也暫定監督が5月4日、オンラインによる取材に応じて、6日のアウェーでの柏レイソル戦への抱負とともに、自身の指導者像などについて語った。

 まず“理想の指導者像”を問われた田中監督は「今まで出会ってきた指導者、監督さんのいいところを少しずつ出せればとは思っています」と、浦和、アルビレックス新潟、世代別を含めた日本代表で出会い、触れてきた指導者の“良い”エッセンスを取り入れていきたいと語った。

 また、メンバー選考については、「健全なポジション争いができるような環境を作り出すことが、まず指導のなかで大切にしていることです」という。「(少し具体的に教えてください)健全と言いますか、そういう選手を見逃さないことが僕は大切だなと。調子のいい選手をしっかりピックアップして、ゲームに起用できる目が大切だと思っています」と、基本的な姿勢について説明した。

 マチェイ・スコルジャ監督の解任後に率いた2試合は、いずれも2-0で勝利を収めた。攻撃時に5レーンを有効活用し、左ウイングバック化する長沼洋一がワイドのスペースでビルドアップの出口になり、マテウス・サヴィオがハーフスペースを攻略。アタッカー陣もよりゴールに迫ることが可能になり、“立ち位置”が整理された。

「攻撃のところで言えば想定内で、プラス僕は攻撃に加え、守備のところでよりパワーを出せるようになったと感じています。それは僕どうこうではなく、選手の距離感であり、選手が行きたいと思える距離感でサッカーができているのかなと感じます。そういう意味で、ポゼッションについてまず先にチームに伝えたことは良かったと思っています」

 そして監督としては「ポゼッションしながらゴールできれば一番最高です。(ポゼッションは)守備を考えると、相手に攻撃させないためだったりという意味合いで、僕はすごく大きいと思っています」という。一方、やはりストライカー出身としては、「そのなかで理想の攻撃は縦パス一本でゴールまで向かうこと。それはチームでも共有しています」とも強調した。

 どこからでもパス一本でゴールを狙っていく。そのためにも立ち位置が重要だと強調した。

 それだけに、対戦相手に応じた守備の対策はとても重要だとも話す。「守備に関しては、『今回はこうしていこう』などとチームで決めていきます」と、シビアな現実的な視線も持つ。

 6日はアウェーでの柏戦となる。柏はPK戦を含め5連敗を喫しているが、田中監督は「ボールポゼッションに長けているチームなので、そこの準備はしています。攻撃的であり、ポゼッションからどんどん人が湧き出てくるのは、僕らのチームにとって脅威なので注意したいです」と警戒していた。

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Posted by 塚越始